講座心理療法 第3巻
講座心理療法 第3巻 / 感想・レビュー
寛生
【図書館】ユングがフロイトから独立・訣別の後、「方向喪失」により自らの「無意識に圧倒され」ながら、自らのイメージを追い求めることに葛藤し、藻掻き、苦しんみ、筆さえとることができずにいた心的危機が、現在の自分に深く響くイメージとして残る。この心的危機はしかし本質的なその後のユングを創っていくこととなる。深い本。中でも織田の論文が斬新な提案をしている。治療者自身も「傷ついた癒やし手」という観点から、その「傷つきやすさは強さともつながる」(176)ことや、癒す者は時には傷つける者でもあることなど考えさせられる。
2014/04/07
sachy
実践に入ったら理解できる事も増えてゆくと思うが、現時点では難解
2012/10/19
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