講座心理療法 第8巻
講座心理療法 第8巻 / 感想・レビュー
Shuuya Hoshino
見田宗介と河合隼雄の出色の対談が載っています。「人間は、自然をどんどん離れて、どんどん高くなって」「人間が、原始人の段階、文明社会、近代社会と経て、どんどん高層になっていく」「こころの病を癒す人は、基本的に、現代社会と自然との矛盾があるとしたら、自然の側に立たないといけない」(見田氏)、「自然の側にありながら高層の人までつながらなければいけない」(河合氏)老いや認知症、あるいは、食事・入浴・排泄に直に触れられる現場の仕事は自然の側に近いと思います。自然と現代社会とを行き来した発信を心掛けたいと思います。
2015/10/13
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