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大人にはわからない日本文学史 (ことばのために)

大人にはわからない日本文学史 (ことばのために)

大人にはわからない日本文学史 (ことばのために)

作家
高橋源一郎
出版社
岩波書店
発売日
2009-02-20
ISBN
9784000271011
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大人にはわからない日本文学史 (ことばのために) / 感想・レビュー

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ヨクト

高橋源一郎さんの小説に衝撃を受け本書を読んでみた。古今の日本文学作品を読み比べ、変わったもの、変わらなかったものを解説していく。「現在の文学はなっとらん」という視点ではなく、変わってしまったものもしっかりと捉えて受け入れる姿勢があるからこそ、高橋源一郎さんの作品自体も時代の波の中で色褪せないのだろう。

2013/10/06

aki

表紙が個性的。内容はちょっと難しかった。後半は特に「私」というものを深く突き詰めて考えていく内容だったがよくわからなかった。たぶん昔読んだことがあるけど、その頃のほうがまだ理解できてたかも。『大人にはわからない日本文学史』だし、わからなかったってことは大人になったのかなあ…

2016/09/23

beside image

目から鱗の文学史を楽しめる、遊び心の溢れる一冊。近代文学の大半を占める自然主義的リアリズムは、曖昧なものに意味という確固たる「輪郭」を与える営みであった。著者は、「私」に固有な内面の炙り出しから獲得される一般的なリアルの一方で、実験的に樋口一葉と綿矢りさを重ねつつ、「別のリアル」の徹底の極致を照らす。解なき問いに挑む戦いに疲弊した現代日本文学は、歴史の狭間で「現在」をナンセンスに凝視するしかない。小説のOSが更新された今、果たしてことばはどこへ向かうのか。それを確かめるために、今日も本を読むのだろう。

2014/04/09

ぐうぐう

やや消化不良が見受けられるのは、著者にも明確な答えがつかみ取れていないからだろう。しかしそれは当然だ。近代日本文学史において、大きな転換を迎えつつある現在、高橋を含め、私達はその真っ只中にいるのだから。樋口一葉と綿矢りさを同じ土俵で論じ、自然主義からリアリズム、そして「私」という内面の発見を経て、日本文学が新たなる局面に差し掛かっていることを、高橋はとても砕けた文章で伝えようとしている。それでも消化不良が払拭できないことこそ、答えのまだ出ようもない、歴史の転換点に私達が立ち合っていることの何よりの証しだ。

2009/04/19

overture

高橋さんは、ある作品の中の分かりにくさや読みにくさに注目する。そしてそれを批判するのではなく、そこにこれまでの文学が見落としてきたもの、無視してしまっていたものを見出そうとする。僕は高橋さんのそういう姿勢が好きだ。本を読むということから、この分かりにくくて読み解きにくい世界へと目を向けることにつながっていく気がするから。

2012/06/06

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