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ケアその思想と実践 〈4〉 家族のケア 家族へのケア

ケアその思想と実践 〈4〉 家族のケア 家族へのケア

ケアその思想と実践 〈4〉 家族のケア 家族へのケア

作家
上野千鶴子
大熊 由紀子
大沢 真理
神野直彦
副田 義也
出版社
岩波書店
発売日
2008-09-26
ISBN
9784000281249
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ケアその思想と実践 〈4〉 家族のケア 家族へのケア / 感想・レビュー

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amanon

ケアされる側にとって最も身近な存在であるはずの家族。しかし、身近な存在であるが故の問題もある…ということを改めて認識。それはともかくとして、割に最近まで日本に家父長制の影響が色濃く残っており、長男の親の面倒はその妻が見るのが当たり前だったという事実のに驚かされた。そして更に過酷な介護を強いられながらも全くと言っていいほど見返りがなかったというのが更に驚き。本書が出てから十年近くの月日が経ち、本書で指摘されている親を施設に入れるということに対する抵抗感は皆無になっている。しかし、問題は山積みなのだけれど。

2016/06/30

ゆう。

このシリーズはケアを取り上げているが、基本的に高齢者ケアが中心です。そのうえで、本著は家族介護の実際がよくみえてくる点では幅広く論じられています。基本的に介護=女性という枠組みが家族介護にあるという問題意識からジェンダーの視点が多くみられますが、なぜ家族介護が女性によって担われているのかなど、深くまでは分析できていないところが残念です。それと、このシリーズが介護保険を評価することが前提になっているところがあり、真の介護の社会化と介護する側される側の権利向上のためとなると考えるところがありました。

2013/09/29

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