読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

平面論――1880年代西欧 (岩波人文書セレクション)

平面論――1880年代西欧 (岩波人文書セレクション)

平面論――1880年代西欧 (岩波人文書セレクション)

作家
松浦寿輝
出版社
岩波書店
発売日
2012-10-24
ISBN
9784000285599
amazonで購入する

平面論――1880年代西欧 (岩波人文書セレクション) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ぷほは

ん、んー。読み易すぎる。議論が掘り下げきれずに次のキーワードが飛び出し論点が滑走していく。その意味でこの本の記述は紛れもない「平面」について平面的に書かれた本なのだが、にしてはプルーストとマラルメという、いかにもおフランスな人称に寄っかかりすぎている。もっと匿名の群集たちのことば無き絶叫を撫でたり膜の中の襞をいちまいちまい解きほぐすような工夫がなければ、結局は『「浅さ」と戯れてみますたww』って感じ?になるのではなかろうか。最初の問題設定は面白かった。無人空間と蝟集空間。『フラット・カルチャー』読み直す。

2015/02/08

mstr_kk

1880年代西欧において、「もはやすべてが試し尽くされ、新しい主体的創造はありえない」ということが露呈し始めた。そのとき表象は、オリジナルを欠いて大量に流通する<像>、あるいは、個人の内面へと回収できない非人称の<貌>となり、また、イメージを成立させていた<枠>が問い直されるような<面>の問題が浮上する。この予感にことに敏感であったのはプルーストとマラルメで、また、映画という新しいイメージの装置は、先鋭的な<面>である<幕>の上に<像>あるいは<貌>を映し出す、すぐれて象徴的な表象の技術となった。

2013/06/29

感想・レビューをもっと見る