重力との対話――記憶の海辺から山海塾の舞踏へ
重力との対話――記憶の海辺から山海塾の舞踏へ / 感想・レビュー
matsu
ここには舞踏家が身体から取り出した骨が書かれている。酷く内的で、言葉を介して伝えるのが困難な感覚が、静かに、昂ることもなく陳列されている。私は舞踏を観たことはないけれども、舞踏家として、そして指導者としての実力を確信する。限界域で身体と対話し、それが日常化した人間以外には伝えられない感覚だと思った。ぜひ舞台を観に行きたい。
2015/05/16
Shirley
42冊目 可視できないものを想像し体現するということと、身体の表現によって産まれた余韻の周縁を感じること。このような筆者の創造性を感じ取った。創造とは、表現者と観客が共感の橋をかけあって始めて成立するものなのだと思う。
2015/06/08
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