さだの辞書
さだの辞書 / 感想・レビュー
いつでも母さん
小気味いい自伝的エッセイ集。軽妙なさださんの声と間合いで脳内再生された。ほぼさださんのこれまでがギューと濃縮されている。さださんの詩が好き。語りに引き込まれる。多芸多才、にじみ出る人柄。さださん・・やっぱり人間が大好きで、生きることを楽しんでる。艱難辛苦もさださんだから超えて来られたのだろうな。さださんの歌で記してきた思い出がある。随分長く生きてきちゃったなぁ私(笑)
2020/06/02
aloha0307
紡ぐ言葉づかいにも優しさとセンスがキラリと光る✨、自伝的エッセイ集;三題噺(落語のようだね☺) 爆笑ときに郷愁・涙の25話です✿ 広辞苑に1998年に採られた「目が点になる」はさださんの仲間が言い出したそうですよ☺ いっぽう、MARCH(明治、青山、...) は「オレが造語主」と私の親友;予備校講師のK君が言っています☺☺
2020/07/25
のぶりん
NHK「ちゃんぽん食べたか」のとおりの青年時代。祖父母の波乱万丈の「ファミリーヒストリー」東日本大震災と「家族に乾杯」などを思いだしながら読みました。さださんは人や社会の繋がりを自然体で作り育む方だ。東大寺の奉納音楽にも感動した。大仏様にお聞かせした曲を聞いてみたいな。
2020/07/20
フーミン
さださんの描くエピソードはセンス抜群。感性に溢れ心に深く染みました。「何も言えねぇ」 特に伊能忠敬にまつわる詩島(寺島)にまつわる話、都会からふるさとを偲んでいると思い込んでいた「聖夜」が「二百三高地」の鎮魂詩歌だった事など〝目が点〟になりました。
2020/08/26
G-dark
さださんが生まれる時の、「相当危険なお産だったようで医師から〝いざというとき母親を助けますか、それとも子どもを助けますか〟と二者択一を迫られた父が、〝二人とも助けるに決まってんだろ〟と怒鳴ったという話は後にその病院で語り草になった」というエピソードが特にグッときます。誰しも生きていれば、二者択一を迫られることが多々あります。「両方」を選べることは数少なく、一つしか選べないことの方が多いです。人の命がかかっていることなら尚更慎重になるもの。その中で「二人とも助けるに決まってんだろ」と力強く言えるのは凄い…。
2020/05/19
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