芥川龍之介全集 第10巻
芥川龍之介全集 第10巻 / 感想・レビュー
にゃおんある
二人小町。思わずクスクスせずにはいられない、戯曲的と言おうかアニメ的と言おうか、なんともゆかしい黄泉の使い。たまたまテレビを見ていたら男性のY遺伝子は生命の多様性を求めた結果の担保にすぎない、というのも頷けるお話でした。こんなお話も書けるという多様性の中で二人の小町の駆け引きの狭間に立たされる黄泉の使いの凡庸さがうける、うける、面白く、面黒いうさぎの耳のかわいいお話でした。
2017/11/03
感想・レビューをもっと見る