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芥川龍之介全集14 玄鶴山房 河童

芥川龍之介全集14 玄鶴山房 河童

芥川龍之介全集14 玄鶴山房 河童

作家
芥川龍之介
出版社
岩波書店
発売日
2008-02-08
ISBN
9784000919845
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芥川龍之介全集14 玄鶴山房 河童 / 感想・レビュー

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ころこ

河童 海外の読者からみて、芥川作品の中で一番評価が高いそうです。それは本作がSFだからでしょう。SFのひとつの役割は、現実世界とは異なる状況において、個人や家族、社会などがどの様に変化するのか、それが我々の未来の姿を描き出す思考実験になるからです。河童は人間のようにお産をしますが、【父親は電話でもかけるように母親の生殖器に口をつけ、「お前はこの世界へ生まれて来るかどうか、よく考えた上で返事をしろ。」と大きな声で尋ねるのです。】本作が発表された昭和2年に、中絶と子供の人格や人権の問題を提示しています。

2016/12/01

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