読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

坑夫 三四郎 (定本 漱石全集 第5巻)

坑夫 三四郎 (定本 漱石全集 第5巻)

坑夫 三四郎 (定本 漱石全集 第5巻)

作家
夏目漱石
出版社
岩波書店
発売日
2017-04-08
ISBN
9784000928250
amazonで購入する

坑夫 三四郎 (定本 漱石全集 第5巻) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ぐうぐう

漱石の長編の中でも、認知度が低いであろう『坑夫』。確かに地味な印象だが、あちこちに漱石の企みが伺えておもしろい。女性関係のもつれにより、生きる意味を見出せない主人公が、言われるがままに誘われ、坑夫になるという物語。このどこか投げやりな展開がまず気になる。主人公に対し、漱石がなんとなく突き放した印象を受けるのだ。それもそのはずで、見知らぬ青年の体験を聞いた漱石が小説にしたのだという。思い入れが薄くて当然だ。それでもおもしろく読めてしまうのは、漱石特有のユーモアと、この小説自体に仕掛けがあるからだ。(つづく)

2017/05/13

感想・レビューをもっと見る