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オオカミに冬なし―グリーンランドとアラスカとのあわい、ある不安な生活の物語

オオカミに冬なし―グリーンランドとアラスカとのあわい、ある不安な生活の物語

オオカミに冬なし―グリーンランドとアラスカとのあわい、ある不安な生活の物語

作家
クルト・リュートゲン
K.J.ブリッシュ
中野重治
出版社
岩波書店
発売日
1964-04-12
ISBN
9784001108187
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オオカミに冬なし―グリーンランドとアラスカとのあわい、ある不安な生活の物語 / 感想・レビュー

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ガジュマル

極限ともいえる厳しい自然の中、人間の本質が鋭く描かれていて、人生をどう生きるかを深く問い掛けてくる作品。エスキモーのジョーに感動しつつ、ジャーヴィスと共に北極の旅へいざなわれ、様々なことを思う。やぁー貴重な体験だったぁ~。訳の独特な言い回しに慣れるまで多少時間がかかったものの、徐々にその良さがじわじわと。面白かった。児童文学ではなくむしろとりわけ主人公のような40、50代にお勧めか。

2018/10/07

がんぞ

「いい考えってもんは、一ぱいになった胃袋からでなけりゃ、出ちゃきません…」、普遍的真実。NHK『爆もん学問』で東京・児童文学館紹介したときに、背後の本棚の目立つ位置にあったのは偶然か?続々と出る新作に“名作古典”は開架書架から外されがち。/「(助けが来るまでは)鯨の脂身と鯨油で持ちこたえますとも。ひどい匂いですが」、捕鯨船員は鯨肉は獲った直後に捨てたのか。エスキモーの食料資源を浪費する白人には《餓死》も当然の報いだが、ジャーヴィスの義侠心にエスキモーの生活研究者マッカレンも賛同/1893年には船舶無線は無

2018/01/25

がんぞ

とにかく冷たい北極圏の冬の熱い魂の話。北氷洋で難船した7→5隻(2失)275名の捕鯨船員の(夏に航行可能になるまでの)食料に“トナカイの群れ”をはるばる送り届けるストーリー(西欧人からは自堕落で天気まかせに見える{書かれてないが性生活の事情もあろう}エスキモーのライフスタイル、生活上の信念に主人公たちは理解が及んでいく。しかし地球唯一、酒醸造しない民族にアルコール教えたのは罪だった)…/極限状況で「生きるためには仕方がない」置き去り、「俺はオオカミになりそうだ、どうか撃ち殺してくれ」ハードな回顧談が挿入…

風斗碧

非常に面白かった。北極近くで遭難した275人を救う為にたった2人の救出隊が向う。(作中時代の)白人世界では馬鹿にされて非文化的とされているエスキモーの生活が、極北では最も適した文化であったり、何より極限状態にある人間の生き様、友情と使命感が存分に描かれていて、「-10度の気候が春のように暖かい」、とか、生きることの楽しさ、有り難さを満喫する。寒い時期に読むのがおススメ。少々古風な言い回しが前半に多いので、慣れるまで少し戸惑うかも。

2016/01/11

Masa

図書館本。カバーのオオカミ群が見れなかったのは残念。エスキモー・ジョーの強靭な体力、高邁な精神に感動、一方エッカズレー卿の悪魔的な精神と体力に、フォースの暗黒面の強さに恐怖を感じてしまった。若きジャーヴィスはエッカズレー卿の強さに憧れ、許嫁と母親を棄て冒険に出かけてしまう。そこで醜悪な人間性を見てしまい、人間不信に陥ってしまうのだが、エスキモー・ジョーに命と共に人間性も救われる。

2020/02/16

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