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飛ぶ教室 (岩波少年文庫)

飛ぶ教室 (岩波少年文庫)

飛ぶ教室 (岩波少年文庫)

作家
エーリヒ・ケストナー
ヴァルター・トリアー
Erich K¨astner
池田香代子
出版社
岩波書店
発売日
2006-10-17
ISBN
9784001141412
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飛ぶ教室 (岩波少年文庫) / 感想・レビュー

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ジンジャー(C17H26O4)

昨年の12月は青い鳥文庫と新潮文庫でこのお話を読んだので、今年はこちらの岩波少年文庫を。この池田香代子さんの訳、少年たちがとってもいきいきとして感じられていちばん好きだなあ。導入部にも自然に入っていけました。「あったりまえ!」っていう合言葉もとても微笑ましい。いつもおなかがすいているマティアスがやっぱりかわいいな。自分で言った「罰をくらったもんだ」の「くらった」という言葉でまたおなかすいちゃうんだもの。

2019/12/13

metoo

私も昔は子供だった。誰でも一度は子供だった。楽しい子供時代、苦しい子供時代、酸っぱい子供時代。そんな子供時代を忘れないで濁りの少ない瞳を持ち続けていたい。誤ちは素直に正し謝る心を持っていたい。久しぶりの再読で温かい気持ちになる。批判したことでナチスからの迫害を受け本書を最後にドイツでの出版を禁じられ焚書処分となったケストナー。多くの芸術家達が亡命する中ドイツにとどまった。「自分はドイツに生まれた木である。だから枯れる時には、ドイツで枯れることにした。」

2016/09/03

たつや

なんとも正義と勇気と暖かさに満ちた本ですね。当時のドイツでこういう作品を書き続けたケストナーを尊敬する。飛ぶ教室って面白いタイトルは移動教室の訳にすると面白くなくなる。そして、クリスマスの描写が素晴らしい。

2017/01/05

ぶんこ

読み終わった時(いい本だな)と思い、訳者後書きを読んで、それが深い感動になりました。ウーリが虐められた時、先生が「すべて乱暴狼藉は、はたらいた者だけでなく、とめなかった者にも責任がある」として書き取りの罰を与えたのですが、その意味が書かれてました。この物語が書かれたのがナチスが台頭してきたドイツで、ケストナーはドイツ人として最後まで亡命する事なく迫害に遭いながらも国に留まる。決して声高に反旗を翻すのではなく、静かに穏やかに信念を貫く。道理さん、禁煙さんのように。著者の「人生処方詩集」も読んでみたい。

2016/09/08

らぱん

嘘やごまかしがない物語に感動してしまった。クリスマスシーズンに入った寄宿学校の群像劇でタイトルの「飛ぶ教室」は5年生(14~15歳)5人が帰省前の集会で演じる劇の名前だ。家庭の事情や少年期特有の悩みと葛藤を抱えた少年たちは問題と向き合い懸命に努力している。素直で不器用な少年たちは眩しく、見守る大人たちの姿は温かく、両者の間の信頼関係が美しい。初出の1933年はヒトラーが首相になりナチスが政権を獲得した年と同じだと気がつき、ケストナーのメッセージを噛みしめる。家族とクリスマスを迎えられる意味は深く響いた。

2019/06/17

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