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こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫)

こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫)

こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫)

作家
アーシュラ・K・ル=グウィン
ゲイル・ギャラティ
Ursula K. Le Guin
清水真砂子
出版社
岩波書店
発売日
2009-01-16
ISBN
9784001145892
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こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫) / 感想・レビュー

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たつや

かなり、シリアスでクールな作品だと思います。巻頭に墓所や地下の迷宮の地図があり、その世界観の作り込みの巧みさに感心します。もしや?村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」にも多少影響を与えてる?とか考えるが地と違うか? まだ2巻目ですが、物語はまだ続くので気長に続きも読んでみたいと思う。今後の青年ゲドの人生に注目したい。

2017/01/11

活字スキー

【彼女は奴隷となっていたずらに費やした歳月を悔やんで泣き、自由ゆえの苦しみに泣いた】偉大な、あまりに偉大なファンタジー古典の第二部。第一部に輪をかけて地味で重く、そして深い。少年文庫でありながら、むしろ自分のようにしょぼくれた半生をウダウダ送ってきた大人にこそ残酷なまでに突き刺さる。俗世から隔絶された"アチュアンの墓所"で"名もなき者たち"に仕える大巫女アルハ。問うことも問われることもなく、ただ、かく在るべしとの掟によって全ては在るがままのはず……だった。

2019/03/13

まーみーよー

少女テナーがほぼ主人公。幼少に名前を「名もなき者」に返され、彼らを守る大巫女として祭り上げられるテナー。大巫女としての「英才教育」により十代なのだが自尊心が高くやや高慢な印象。まるでカルト集団内で育った「教祖の娘」の様な。前半、彼女の人物描写や巫女としての営みを描くことに費やされていて、共感できるのか?と感じたが、後半ゲド登場からは文句無しに面白い。彼女が無意識に自由を渇望していたと想像でき、解放と同時に感じる恐れや戸惑い、後ろめたさに繋がっていて見事だった。自由を手に入れる思春期時代にこそ読みたかった。

2021/04/01

Akihiro Nishio

初巻でクライマックスを迎えた主人公はどうなる?と思って読んだが、2巻では真ん中あたりでようやく登場。しかも、力を弱められて。本巻の主役は帝国の巫女であった。今後は、同じような諸国漫遊記が続くのか?それともヒロイン(本巻の巫女がヒロインならば)との話が深まっていくのか?まだ青年なはずだか、その立ち振舞いからえらく老けた姿が思い浮かぶ。

2018/12/15

きょちょ

1巻目よりこの2巻目の方が格段に面白い。 アチュアンという謎めいた島、そこには玉座の神殿・大王の神殿・兄弟神の神殿などがあり、大巫女が支配している。 これらの地下には、まるでクレタ島のような大迷宮がある。 こういう設定は好みなのでワクワク。 ゲドももちろん主人公だが、もう一方の主人公が、アルハという女性。 彼女が人間として自立していく話も面白い。 自立した彼女はこの物語の後、どのように生きていくのだろうか。 大王が出てこなかったのは残念。 ★★★★

2020/09/02

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