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愛蔵版 星の王子さま

愛蔵版 星の王子さま

愛蔵版 星の王子さま

作家
A. deサン=テグジュペリ
内藤濯
出版社
岩波書店
発売日
2000-11-15
ISBN
9784001155617
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愛蔵版 星の王子さま / 感想・レビュー

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シナモン

先日見た映画「丘の上の本屋さん」で古書店主のリベロが少年エシエンに貸した本のなかに入っていた。映画がとても良かったので久しぶりに手にとってみました。「では、おまえ自身の裁判をしなさい。それがいちばんむずかしい裁判じゃ」「人は、気のきいたことをいおうとすると、なんとなく、うそをつくことがあるものです」「かんじんなことは、目に見えない」「あんたが、あんたのバラの花をとてもたいせつに思ってるのはね、そのバラの花のために、ひまつぶししたからだよ」響く言葉がこんなにもあるなんて。再び出会わせてくれた映画に感謝。

2023/04/23

ころりんぱ

初めて通して読みました。映画を観なかったら、もしかしてこの先も読まなかったかもしれない。あまりにも有名すぎて、なのに知らなくて、なんとなく今さら…と思っていたから。読んでよかったです。キツネの場面「飼いならす」って言葉と、お互いにたった一人と一匹になるっていうところの台詞、離れても、小麦を見たら王子を思い出すって、あぁ、わかっているけど、こんな風に綺麗な場面で書けるんだなぁと。ちなみに映画もその場面好きでした。なんというかな、世界を股にかけ、類い稀な愛され作品になっている理由がわかりました。

2015/12/08

スカラベ

《別訳で再読》ついこの前文庫本で読んだばかりだけど、改めて別の訳者でも読みたくなり別本で再読。この本は実にたくさんのメッセージが詩のようにしたためられている。言葉一つ一つが深くて名言だらけで、今でいえばクールで輝いてる。人間の愚かさやバカバカしさ、いくつものものごとの本質を教えてくれる。人間は友情とか愛とかの絆があって初めて幸せになれることが良くわかる。頻繁に再読するともったいないような気もするので、時間を置いて読みこんでいこうと思う。文庫本だと白黒だった絵が水彩画で彩られていてこれを見れたのも良かった。

2015/02/22

はちてん

深読みせず淡々と読んだ。泣けた。死とか存在とか、とにかく泣けた。大人になって何度か読んでいるが、その都度理屈付けをしていたように思う。必要性はないのに。仏教的な考えがよぎる。やっぱり理屈付けしてしまった。

2016/08/17

Rosemary*

著者の誕生日を教えていただいたので、これを機に読んでみました。童話でありながら、壮大で詩的で哲学的な作品。子供向けという形の中に寓意的要素が散りばめられていて人間にとって大切な愛・心・想像力など目に見えないからこそ大事なものを解いているように感じます。挿し絵と文章がとても合間って不思議な雰囲気も漂う。何度も繰り返して読んでみたい一冊です。

2014/06/30

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