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都市ヴェネツィア―歴史紀行 (同時代ライブラリー)

都市ヴェネツィア―歴史紀行 (同時代ライブラリー)

都市ヴェネツィア―歴史紀行 (同時代ライブラリー)

作家
F. ブローデル
岩崎力
出版社
岩波書店
発売日
1990-03-09
ISBN
9784002600208
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都市ヴェネツィア―歴史紀行 (同時代ライブラリー) / 感想・レビュー

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roughfractus02

著者の「動かない歴史」では、地勢と気象の変動をプロットされた空間に少しずつ交流のトラフィックが書き込まれ、ネットワークされ、ハブができては移動する様子が俯瞰される。一方、この著者が海上貿易都市ヴェネチアの写真とともに語ると彼の不動の歴史は「生きている過去」に姿を変える。現在と混じり合う過去は、その長期の変動を豊穣な情趣を滲ませるように光景の内側から蠢かす。著者の言葉が詩的になるのは、この動かぬ過去の蠢きを言い尽くさないためか?聖マルコと獅子の物語は遠方交易のざわめきや仮面劇の祝祭と共に写真の今を滲ませる。

2020/06/20

belier

高名な歴史学者がヴネツィアの歴史を詩情豊かに語る。訳がすばらしいと思ったら、プルースト「楽しみと日々」の翻訳者、岩崎力氏であった。撮られた時代を感じさせるような写真が多くてそれもいい。

2017/04/09

rbyawa

なんとなくフランス人だ、と覚えていて確認したらやっぱりそう。重厚というか、慎重なのかどうも回りくどくてなに言ってんだかよくわからないけれど誌的で美麗(日本語訳だと読むの疲れる)。しかしあれだ、生々しい都市の話を雰囲気重視で誌的に語るにはこれ以上素晴らしいものもないんではないかと。でもなに言ってんだかやっぱりよくわからない。

2009/10/28

PETE

経済史の巨人でなければ書けないヴェネツィア論。まだ単なる干潟の集まりだったころからの気象や他国との戦いの事情が折にふれて明らかにされるとともに、作者も含むヴェネツィアに魅せられた人々の印象も明らかになる。写真も往時のようすをくまなく写し取っていて素晴らしかった。街の地図がついていなかったのには苦労した。 ちなみに、『地中海』か、『物質文明・経済・資本主義』のどちらかを読んでから読む本だと思う。

2018/12/11

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