裁判員時代に死刑を考える (岩波ブックレット)
裁判員時代に死刑を考える (岩波ブックレット) / 感想・レビュー
gtn
「モリのアサガオ」の作者郷田マモラ氏は、冤罪の可能性等を考慮に入れても、被害者感情を考えれば、紙一重で死刑を肯定しているという。死刑の峻烈さを自分で描きながら、自分で怯えている作者がこうである。死刑可否の判断は簡単ではない。
2018/04/14
kazuya
郷田・竹田両氏による対談をもとに、適宜注による解説がなされている形式の一冊。 2011年のものとやや古いが、死刑廃止論や裁判員の負担等については、今でも考えさせられる問題だと思う。
2022/01/22
Special77
裁判員にとても重い負担を強いる裁判員制度の問題点を突く。被害者の感情に応えるという、「真っ当な感覚」が、冤罪などの人権侵害を生む可能性があると考えると、やはり裁判員制度は廃止すべきであろうと考えた。
2015/11/23
はまおか
薄い割に結構タフな読み物。色々背景を知っておかなければきっとちんぷんかんぷんに終わるだろう。しかし、今後司法に携わる人をはじめ、裁判員を担う私たち自身が知っておかなければならないことが一つひとつ丁寧に解説されている。いや、凝縮されていると思う。良書だと思う。色々議論があるのは分かるが、個人的には感情的に物事を考える性格なので、被害者感情を考慮して死刑制度は必要だと思う。この本、小学校の道徳の時間にテキストとしてつかってもいいのではないかと思うのだが。
2011/07/27
抹茶ケーキ
漫画家と弁護士の対談。対談の短さのせいだろうとは思うけど、他の本でも言われていることを繰り返しているような気はした。
2016/11/12
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