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取り返しのつかないものを、取り返すために――大震災と井上ひさし (岩波ブックレット)

取り返しのつかないものを、取り返すために――大震災と井上ひさし (岩波ブックレット)

取り返しのつかないものを、取り返すために――大震災と井上ひさし (岩波ブックレット)

作家
大江健三郎
内橋克人
なだ・いなだ
小森陽一
出版社
岩波書店
発売日
2011-07-09
ISBN
9784002708140
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取り返しのつかないものを、取り返すために――大震災と井上ひさし (岩波ブックレット) / 感想・レビュー

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そーすけ

214*東日本大震災直後の講演録。救護と同時に糾弾を。阪神大震災の直後、村山首相が自助努力を要請した国会答弁をしていたことは、知らなかった。天災からの復興に、自己責任って、おかしいでしょ。失業保険さえ受けられない失業者の多い日本。大江さんは、『父と暮らせば』を引用。

2019/08/12

Sakie

原発と憲法改正については、現首相の言うこと、メディアの喧伝すること、根本がおかしいと感じている。その、おかしいと感じている引っかかりは、決して流して忘れてしまわないことだ。なんとなくと感じるものが、どうやら生物としての危険信号である可能性は小さくない。今の時勢下で育つ子供は、原発は是、憲法改正は必須と教えられて育つ。その子達が長じてそれらを否と言えるか。私は恐ろしい。私も希求する。そして正しくないことが成されてしまわないよう願う。

2014/03/26

壱萬弐仟縁

内橋克人先生の、「原発過密列島ニッポン」(9ページ~の節)は、知らない間にこんなにもできてしまったのか、と後日談になってしまう。本来、活断層の話は作る前の話なのに、できてから、3.11後に出てきているのも不思議としか言いようがない。スロー・デスという、被ばくしてからの個人差もある、漸進的に死に追いやられることが今後起きてくる(12ページ)。不安の実態はここに見出せる。日米安保の性格として、経済協定の側面を意識しないとTPPの問題も理解できないようだ(16ページ)。取り返しのつかない3.11を福幸の復興へ。

2012/11/21

КИТАРУ МУРАКАМУ

大江健三郎の「9条を文学の言葉として」がいい。

2011/07/16

Hiroki Nishizumi

内橋克人の文章は心に刻みたい。

2021/10/01

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