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好色五人女 (岩波文庫 黄 204-4)

好色五人女 (岩波文庫 黄 204-4)

好色五人女 (岩波文庫 黄 204-4)

作家
井原西鶴
出版社
岩波書店
発売日
1959-03-25
ISBN
9784003020449
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好色五人女 (岩波文庫 黄 204-4) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

タイトルの「好色」は、現代語では恋愛くらいの意味。つまり、恋愛に生きた五人の女たちということだ。ただし、この時代の女にとって、自由な恋愛は「恥」、「いたづら」と西鶴が語っているように、それ自体で既に不道徳なものであったのだが。物語集全体は五巻五章に拘ったために、構成上無理を来しているが、それでも巻三のおさんなどは、きわめて現代的な女性として描かれている。文殊菩薩の戒めをも決然と退け「こちゃこれが好きでの脇心」と自らの主体を貫く強さ。江戸時代人を遥かに超越して、見事だ。江戸文学全体の中でも自立度は超弩級。

2015/01/17

新地学@児童書病発動中

難しいと思って、今まで敬遠していたのだが意外に読みやすかった。主語と述語がはっきりせず、長い文が続くので最初は閉口して読むのをやめようと思ったのが、我慢して読んでいたら頭の中に入るようになった。現実的で非情な結末に至るものが多いのだが、三巻の一や四巻の一のように叙情的な文章が所々に散りばめられており、文章家としての井原西鶴の手際を味わうことができる。三巻の「姿の関守」での京都の女達の描写は、色鮮やかで艶めかしく溜息が出るような美しさだった。この小説は題で損をしているようなところがある。(続きます)

2017/12/27

ダイキ

三島由紀夫が『日本人として生れて近松や西鶴がすらすら読めないでどうするのだ』といった事を書いている事を知り長らく積んであったものを読みました。芭蕉の有名な評は今の私にも何となくながら解ります。「やうやう其程過て、色々たらして、ねせまして、語たき事ながら、ふすま障子ひとへなれば、もれ行事をおそろしく、灯の影に硯帋置て、心の程を互に書て、見せたり、見たり、是をおもへば、鴛のふすまとやいふべし、夜もすから書くどきて、明かたの別れ、又もなき恋があまりて、さりとては物うき世や」〈巻四 恋草からけし八百屋物語〉

2017/02/27

じゃがいも

重い。現代訳で読んだ。原文は少しだけ読んだがなかなかいい。

2019/02/11

ぜっとん

西鶴の短編集。耽美的に描かれることの多い(ような気がする)八百屋お七がフラットで通俗的な文体で書かれているのが新鮮。おまんと源五兵への話はひどい。

2014/09/12

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