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風流仏・一口剣 (岩波文庫)

風流仏・一口剣 (岩波文庫)

風流仏・一口剣 (岩波文庫)

作家
幸田露伴
出版社
岩波書店
発売日
0000-00-00
ISBN
9784003101278
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風流仏・一口剣 (岩波文庫) / 感想・レビュー

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いるる

『風流仏』(1889)文章が難しく読み進めることに時間が掛かった。仏師・珠運の彫った仏が龍に姿を変え、珠運とともに天に昇るというびっくりのラストだった。写実主義と同時代にこういう小説もあるんだなぁと思った。露伴って西洋化に良いイメージを持ってないのかなぁ。『一口剣』(1890) ともに駆け落ちした女についた一口の嘘から、刀鍛冶・正蔵は窮地に追い込まれ、何もかも失う。失ったが故に決心が固まり、嘘を真に変えるの話。手塚治虫の『火の鳥』とかにありそうだなぁと思った。

2015/11/01

inukusu

「風流仏」は明治22年、「一口剣」は23年に発表された作品で、仏師、鍛冶といった職人たちの神に入る技術と気迫が奇跡を起こす神秘的なストーリーが漢文調の雄渾な文体で語られる。話自体ははらはらドキドキする王道路線。どんでん返しあり、驚愕のラストありと難しいことを考えないでハラハラしながら読める。

2013/12/01

あにこ

時代劇映画のような話だけれど、こういう分かりやすい筋書きがわたしは好きだ。とはいえ、あまりうまい小説ではない。そもそも幸田露伴という人の文学は、技巧の点ではそれほど洗練されたものではなかったかもしれない。言葉そのものはもちろん美麗であるのだが(しかしそれさえも紅葉には及ばぬように思う)、描写がどうもぎこちない。なんて思っていただけに一層、『一口剣』の正蔵に、根性の人・露伴を重ねて見てしまった。■■『一口剣』では、クリエイターの、アマとプロの壁とでもいうべきものが厳しく描かれている。という風に感じた。

2019/09/22

horuso

初期露伴を久々に読んだが、これってマンガにしたらすごく面白そう。誰かが書いていないのだろうか。特に、風流仏は、まさに子爵令嬢と花漬け売りの娘とに分裂したヒロインの後者が木彫りから顕現すると考えれば、とてもマンガ向きだと思う。ただし、後光輪なしで女の子として彫って欲しいのと、昇天は現代では省いた方がいいと思う。幸せに暮らせばいいのでは。一口剣も引き締まった名作で、ラストの決め方がかっこいい。これら2作もそうだが、初期露伴の描く女性って裏切りが多い気がする。よほど手痛い経験があったのか、そういう思想なのか。

2018/04/30

横丁の隠居

面白いのだが、最後の急にファンタジックになっちゃうのがどうも腑に落ちないというか、落ち着きが悪い。露伴先生、結末のつけ方に窮したのではないかと思うのは失礼だろうか。

2014/10/04

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