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歌よみに与ふる書 (岩波文庫)

歌よみに与ふる書 (岩波文庫)

歌よみに与ふる書 (岩波文庫)

作家
正岡子規
出版社
岩波書店
発売日
1983-03-16
ISBN
9784003101360
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歌よみに与ふる書 (岩波文庫) / 感想・レビュー

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壮の字

「鳴かぬなら」の前提が成り立たない男。俳号の「子規」は血を吐くように鳴くというホトトギスに己の人生を重ねたものだという。すでに寝たきり状態であるにもかかわらず、「万葉への回帰」を標榜に平安期以後の歌人をケチョンケチョンにこきおろしている。この世と折り合いをつけようという態度は微塵もないようだ。あるいは子規においては、この伝統的価値観への挑戦が死を「受容」した姿なのだろうか。彼の言葉はそのまま血液といってもよく、喀血とともに毒(≒悪口)を吐き続けている。最期まで意識が確かってのも時に痛々しくもある。

2018/06/12

kaizen@名古屋de朝活読書会

歌よみに与ふる書 「仰の如く近来和歌は一向に振ひ不申候。」 再び歌よみに与ふる書 「貫之は下手な歌よみにて「古今集」はくだらぬ集に有之候。」 三たび歌よみに与ふる書 「前略。歌よみの如く馬鹿な、のんきなものは、またと無之候。」 最初の一文だけ読んでいっても、抱腹絶倒。 解説を土屋文明が書いている。とても勉強になります。 関連文献を拝読したら、また読みます。今昔秀歌百撰http://researchmap.jp/jo98dmxoy-1787586/#_1787586にも正岡子規の詩と解説あります。

2013/04/21

nao1

私が今まで読んだ著者のうち、悪口が上手なのは、内田百けんと、正岡子規^^正岡子規は韻文に精通しているだけあって、悪口のリズムが抜群です。百人一首にある「・・・初霜の置きまどはせる白菊の花」には「初霜が置いた位で白菊が見えなくなる気遣無之候。趣向嘘なれば趣も糸瓜も有之不申」とバッサリ(笑)。深い見識と愛がある悪口は読んでいて気持ちがよい。「古今集」がくだらぬと言われるとそんなにくだらないなら読んでみたいと思ったほど。「坂の上の雲」とあわせて読むと、子規が仲間を集めて歌論をかわしている姿が浮かぶようです。

2016/01/18

くるみ

「貫之は下手な歌よみにて『古今集』はくだらぬ集に有之候。」電車でニヤケを抑えるのが大変。「前略。歌よみの如く馬鹿な、のんきなものは、またと無之候。」やめろ。歌論で有名な歌人・香川景樹をくそみそにぶった切る子規。「景樹といふ男のくだらぬ男なる事は今更いはでもの事ながら、余りといへば余りなる言ひ草の傍若無人なるに、腹据ゑ兼ねて鉄の筆もて少しぶちのめしてくれんずと思ふ」のぼる激おこ。候文なのに激怒ぶりがめちゃくちゃ伝わってくる。彼の歌論を取りあげて子規はいう。「案の如く景樹は馬鹿なり。」 電車の中で読めない。

2017/10/14

双海(ふたみ)

腹が立って途中で放り出した本。

2014/07/04

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