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新生 後編 (岩波文庫 緑 23-9)

新生 後編 (岩波文庫 緑 23-9)

新生 後編 (岩波文庫 緑 23-9)

作家
島崎藤村
出版社
岩波書店
発売日
1970-07-16
ISBN
9784003102398
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新生 後編 (岩波文庫 緑 23-9) / 感想・レビュー

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由萌

解説にも書いてあったが、このものがたりは告白小説でありながら、世の中に物語を送りつつその世間の反応によって続きが変わってしまうという珍しい型の文章だったと思う。生きながらの地獄を経験したから書けた文章で批判できる部分はたぶんにあるだろうが、ここまで持ってきた作者のことを思うとすごいなと思った。

2017/10/15

Ted

1919(大正8)年発表。○過去を清算するつもりでフランスへ逃亡したが第1次世界大戦の勃発で帰国。冷却期間だったはずが、却って互いを求めるパッションに油を注ぐ結果となり、焼け棒杙に火がついてしまう。もうこうなると理屈で理解するものではなく、著者も言うように「こういう人間もいるんだな」と思って読む以外にない。前篇とはトーンがかなり異なる。最後に姪が台湾に去るところで終っているが、その後の彼女の人生はどうなったのだろうか。その後、藤村と再会することは二度となかったのだろうか。薄幸な女性の典型を見る思いがした。

2015/07/19

<語り得ない>岸本(藤村)と自分の近い部分で、よく解る所が多々ありました。それでも作中の岸本の発言や態度に ? と感じる部分もありましたが、多分、自分も周りから ? と思われている事も多いのかと、なんとなく反省しました(苦笑)。後半は、これぞ藤村、といった流れです。

2015/03/27

きらきらり

世間に恥ずべき自分の罪荷を芸術にまで昇華させた作品。藤村にとって小説を書くことは生きることそのものととなっていったのだなあ、とその思いに共感しました。

2015/02/24

まさき

姪と関係を持つ→妊娠→兄(姪の父)に「後始末」を任せて海外遊学→延々と「自分かわいそう」と嘆き…という「私小説」 当時の価値観を今の価値観で言うのはアレでも中々な内容。ただし当時は当時で散々批判もされたらしい。 内容は胸糞悪くなるけど、文章表現は流石文豪と思ってしまう綺麗さ…。 今はなかなかこういう言い回しできる人いないからなあ。 結局他の作品も読みたくなってしまう。

2020/04/18

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