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俳談 (岩波文庫 緑 28-8)

俳談 (岩波文庫 緑 28-8)

俳談 (岩波文庫 緑 28-8)

作家
高浜虚子
出版社
岩波書店
発売日
1997-12-16
ISBN
9784003102886
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俳談 (岩波文庫 緑 28-8) / 感想・レビュー

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双海(ふたみ)

虚子は偉いなぁと思いました。惚れた・・・。

2014/07/23

稲葉孝太郎

エッセイ集で、ほんとにいろいろと考えさせられた。一番印象深かったのは、俳句に向いていないことを俳句でやろうとしてはいけない、そういうひとは小説か詩か戯曲をやりなさいという一節。ここで虚子が言っているのは、花鳥風月を詠まない俳句のことのようだ。なるほど、万能の表現形式というものは、ないのかもしれないね。世情の描写には、俳句よりも小説や戯曲が向いている。

2016/02/23

charlie_

今の俳壇を如何に教育すべきか、如何に指導すべきかということを考えて行く時に、ふとこの子規居士の態度に思い至って、次に自分自身の態度を振返って見て、多少の感慨がないでもない。しかしながら私は自分の本来の性質に違ったことをするのは好まぬ。即ち自分の性格相当のことをする。そこで私は「念仏無間禅天魔真言亡国律国賊」と口には唱えない。のみならず念仏宗や禅宗の輩からおまえの宗教は駄目だよ、と切り込まれて来ても、敢て抵抗しない。自分は自分の固く信ずるところがあり、この信仰は何人もどうすることの出来ないものである。

2011/11/24

shinsei1229

客観描写ができれば主観は自然と滲み出る。これは文芸に限らず、基本ができれば自分の癖(主観)がでてくるってことだと思う。

2011/01/18

qoop

高浜虚子の俳論だが、対談中の虚子の発言を抜き書きしてまとめたものという。一部補足もあるそうだが、それにしても上手い編集。いや、虚子の発言がブレていない、ということか。何れにしろ、小著ながら読み応えアリ。

2010/03/03

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