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斎藤茂吉歌集 (岩波文庫)

斎藤茂吉歌集 (岩波文庫)

斎藤茂吉歌集 (岩波文庫)

作家
斎藤茂吉
山口 茂吉
佐藤 佐太郎
柴生田 稔
出版社
岩波書店
発売日
1978-09
ISBN
9784003104422
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斎藤茂吉歌集 (岩波文庫) / 感想・レビュー

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またの名

「かの岡に瘋癲院のたちたるは邪宗来より悲しかるらむ」と詠む精神科医としての心境が見えつつ、人の一生が句の断片から展開する作り。ヨーロッパ留学の際には激動の国際情勢に揺れる異国の情景を目にして、「一隊がHakenkreuzの赤旗を立てつつゆきぬこの川上に」と記録。自宅が燃え軍靴が鳴り戦争の高揚と平和の高揚が続いてやってくる日々の中「月いりて霜ぐもる夜を起きゐつるわれのこの身よ客観に似たり」という日常と思弁の混じった感覚は、偉大な哲学にも結実しない。「けだものは食もの恋ひて啼き居たり何といふやさしさぞこれは」

2019/07/18

はち

赤光は既読だがいかんせん15年ほど前なので完全に忘れていたし、その頃はさっぱりわからなかった。その時期の歌も好きだが、ヨーロッパ留学期の歌も好きだ。ヒトラーのミュンヘン一揆に遭遇し、帰国したら自宅の病院が焼け落ち(この辺は息子、北杜夫の作品で知っていた)、戦後は戦意高揚の歌を作ったとされた。そこまでではないと思うのだけど。時代や環境に振り回されてしまった人。精神科医という独特の境遇もまた歌に影響を与えているのだろう。近現代でも最高クラスの歌人。もう少し文字が大きかったらなぁ。

2014/10/17

ErikaRockwell

読み終えるのに時間がかかってしまった。茂吉さんは、観念的な歌を詠う癖をなおしたいと思っていたらしいですが、私は観念的なほうが好きでした。古典に教養があり、ベタな表現も多々。特に自然の風景描写は安定していて個人的にはつまらない。しかし、脳病院経営者なだけあって狂人関係の歌はなかなかいい。他にもちらほらと好きな歌があったのでいくつか紹介しておきます。 ・ふゆ原に絵をかく男ひとり来て動くけむりをかきはじめたり「あらたま」 ・自殺せし狂者の棺(くわん)のうしろより眩暈(めまひ)して行けり道に入日あかく「赤光」

2012/07/06

echelon

おもしろかった。

2017/05/07

カミヤイン

前に読んだときよりもすいすいと読めた。再読だからか。こうやってまとめて読むと、クセとかが分かる気がした。そのクセが斎藤茂吉のだけの短歌といことなのだろう。

2013/01/13

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