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地獄変・邪宗門・好色・藪の中 他七篇 (岩波文庫)

地獄変・邪宗門・好色・藪の中 他七篇 (岩波文庫)

地獄変・邪宗門・好色・藪の中 他七篇 (岩波文庫)

作家
芥川龍之介
出版社
岩波書店
発売日
1980-04-16
ISBN
9784003107027
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地獄変・邪宗門・好色・藪の中 他七篇 (岩波文庫) / 感想・レビュー

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Willie the Wildcat

悲喜交々の人生満載の作品群。中でも洒落っ気たっぷりな『二人小町』は突出。黄泉の使いだって、嫌みも言いたくなるわなぁ。(笑)同様だが、少しひねりの効いた『竜』。子供たちの団扇がオチに絡むと思ったが、予想外れた。”鼻”ですよね~。(笑)対照的なのが『運』と『同祖問答』。物心、真の幸せを問いかけている感。後者の余韻を残す終わり方は印象的。”結末”という観点では『邪宗門』。『地獄変』からの継続性と対照的な娯楽性が興味深いも、あまりの”結末”がジレンマとなるなぁ。いつか何処かで”発見”されることを祈るのみ?!

2018/02/16

ほりん

芥川の王朝物の短編集。表題作のほかに,「運」「道祖問答」「袈裟と盛遠」「竜」「往生絵巻」「六の宮の姫君」「二人小町」収録。運命の皮肉,心の奥底の暗闇などが,雅な世界を背景に描かれる。妖しく美しい世界。今更にして,芥川の凄さに感じ入るばかり。「好色」の中の一節「…しかし平中の不幸なのは,いわば天才なればこそだね。…とにかく仕合(しあわせ)になるためには,御同様凡人が一番だよ…。」天才は大変なんだとしみじみ思った。

2015/08/19

みやび

「藪の中」が読みたくて購入。それぞれの視点や主観の違いが面白く、最後の証言者が何ともユニーク。読み込む程に見え方が変わりそうです。「地獄変」と「袈裟と盛遠」は以前に既読済みでしたが、今改めて読み返すと印象が大きく違っていて当時よりずっと楽しめました。特に「地獄変」は臨場感が物凄く、炎が迫って来るような恐ろしさが壮絶。 他には「六の宮の姫君」と「二人小町」が印象的でした。後者に登場する黄泉の使いが最高です。ただ「邪宗門」だけは…一番肝心なところで未完だなんて…(泣)だけどやっぱり芥川龍之介は好きだなぁ。

2020/06/01

いの

地獄変と藪の中が目当てで読みました。他のお話もとても良かったです。地獄変は凄まじかったです。でも非常に辛いお話でした。天から与えられた絵師の才能は非情ともとれますがひとつの作品を仕上げるために窮極まで悩み抜く独りの人間の姿を表現しています。満足のある作品と対照的に良心の呵責に耐えることが出来ないのは親の心です。自分の娘がとても優しい心の持ち主であるだけに辛く悲しい物語となっていました。藪の中は迷走の末に予想を反した結果で面白かったです。次も芥川竜之介作品を読みます。

2019/03/12

さすがに、二回目はしっかりと読めました。一回目は毛嫌いしていた語句を飛ばし飛ばし読んでいて、知らない間に物語の筋がわからなくなり、終盤になり、引き返す事を煩わしく、読了みたいな読み方だったので、二回目は迷路に迷わないように読みました。今度は「邪宗門」良かったです!と言えます!

2014/07/28

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