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独房・党生活者 (岩波文庫)

独房・党生活者 (岩波文庫)

独房・党生活者 (岩波文庫)

作家
小林多喜二
出版社
岩波書店
発売日
2010-05-15
ISBN
9784003108840
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独房・党生活者 (岩波文庫) / 感想・レビュー

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jahmatsu

想像していたよりかなり緩かった。多喜二のプロレタリア的な面ばかりでなく、作家としての一面が垣間見える。 当時の共産党員としての活動がいかにへビーであり、突き進んでいく思想には熱を感じる。そしてポジティブ。  これが最後の作品となり29歳で虐殺か、、無念でならない。

2020/01/29

メイロング

あれ、笠原は? 独房はコミカルとリアルが同居した感じで好き。党生活者は、むしろ蟹工船より現代的にぐっとくる向きが強いと思う。発表当時も笠原問題があったことが解説で書かれていたけど、現代なら小説の主人公が道徳的な人間でなくてもいいとわかるんだけど、当時はそうじゃなかったのかな。ラスト近くで主人公の名が佐々木だと明らかになったのがびっくり。そういえば小林多喜二は私小説じゃなかったね。

2019/12/07

風斗碧

『独房』もっと暗い、重苦しい話だと思っていた。明るく朗らかで、自分の信念に負けずに生きる強さを感じる。多喜二はきっと男にも女にもモテたろう。 『党生活者』社会の戦争への傾倒や、生活の貧困度が増していく具合と共に、佐々木の生きることへの偏りと窮屈さが顕著になってくる。貧困と労働者への戦いと言い乍ら、笠原への経済的・物質的依存が高まっている。折しも、今日の折々の言葉は金子光春の「自身の業の重み」についての話だった。労働組合やストライキの行使など、彼らの社会闘争の上に、今の生活があることも事実なのだ。

2018/02/22

てつこ

初めて読む小林多喜二。独房は刑務所内でのエピソードをユーモラスに描いた作品。党生活者は、工場内の細胞を増やすために活動を行う「私」の非合法な生活を描く。笠原との関係は、無意識なのか割り切っているのか分からないけど、労働者の地位を高めるための活動をするために小市民を犠牲にする「私」に違和感を感じる。あとがき見たら、当時もこの2人の関係性が論争点になったらしい。母親との再会のシーンが切ない。

2019/03/03

いそぴ

歴史を正しく認識したいと思って戦争関連の小説、実話などをできるだけ各方面から読もうと心がけている、その一環で。どんな状況でも人はユーモアを忘れないということは救いですね。

2017/11/06

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