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読書案内―世界文学 (岩波文庫 赤 254-3)

読書案内―世界文学 (岩波文庫 赤 254-3)

読書案内―世界文学 (岩波文庫 赤 254-3)

作家
サマセット・モーム
William Somerset Maugham
西川 正身
出版社
岩波書店
発売日
1997-10-16
ISBN
9784003225431
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読書案内―世界文学 (岩波文庫 赤 254-3) / 感想・レビュー

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マエダ

モームの読書案内は名作古典が中心である。作品のファンだけにモームの視点で解説された本は読まねばとなってしまう。

2017/09/12

ももたろう

モームによる読書案内。彼が書物の紹介に際し最も重視したこと。それは「楽しく読めるか否か」である。ここでいう「楽しさ」とは何か。それは技巧のみならず「私たちに共通な人間性をもっていること」であり「自分と直接関係のあること」を含むと言う。自尊心の膨らんだ人間、嫉妬に狂う人間、自己中心的な人間など、それは私達と無関係ではない。『利己心は人間の主動力であり、わたくしたちが逃れようとしても絶対に逃れることのできない唯一の特質であるーあなたが自分自身について知っていた方がよいあるものを小説から学びとることができよう』

2016/12/19

ももたろう

読んだばかりだけど再読。真面目に読んでみたら、読みたい本リストに本が増えすぎました(笑)困ったなあ。この作品は『精神(人間性)に関心のある者であれば、だれにせよ、楽しく、かつ有益に読むことのできる書物のリストの提供』という言葉通りの作品。勧め方が絶妙でどれもこれも読みたくなる。特筆すべき点は、モームの言う「楽しく読めるもの」とは単なるエンタメ作品ではないということ。「我を忘れさせるほどの物語性」と「私たちの関心に直接関係するもの、人間に共通するもの」である。利己心、神、生と死、愛と憎しみ、などだ。

2017/02/23

lily

岩波の赤帯のどれを読むか迷うキミ、まずは読書案内から誘うよ。もう読みたい作家、小説が溢れて計画倒れしないことに神経を使わずにはいられないんだから。私と一緒に言語アートに飽くことのない岩波パラダイスライフ始まるよ!

2019/06/11

茉莉花

モームの読書案内。人に良書を薦める割には批判も多くて笑 でも、それだけ忠実に紹介してくれてるのだなと思うので彼の称賛の言葉も信用出来る!むしろ、こんなに(偉そうに)評価してるのだから彼の書いた本も読んでみたいものだ笑 本書を読んで何冊か読みたいと思える作品に出会えた。それだけでなくモームは傑作を生み出す作家になるには「創作本能と異常に激しい個性が必要」と論じており、個人的にはそのことが知れて嬉しかった。また、偉大な作家になるには高い学識は必要でなく生活も意欲が並外れて旺盛であることが意外だった(≧∇≦)

2016/06/11

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