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ある婦人の肖像 (上) (岩波文庫)

ある婦人の肖像 (上) (岩波文庫)

ある婦人の肖像 (上) (岩波文庫)

作家
ヘンリー・ジェイムズ
行方 昭夫
出版社
岩波書店
発売日
1996-12-16
ISBN
9784003231357
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ある婦人の肖像 (上) (岩波文庫) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

美しいアメリカ娘イザベルを通して、 老大国イギリスの社交界の旧弊さを描く。 多くの求婚者に対する イザベルの反応が 興味深い。当時のイギリスのご婦人たちが 結婚に求めるものとの違いが 丹念に描かれる …新しい女性の象徴でもあるイザベルが今後 どうなっていくのか?次巻以降 楽しみ。

2018/06/01

NAO

由緒ある邸宅を買って、病弱な息子と二人イギリスで暮らしているアメリカ人銀行家タチェット氏のところに、普段は別居してアメリカに住んでいる妻が姪イザベルを連れてやってくる。この、風変わりな父親の方針であまり教育を受けることもなく育った美しいイザベルは、周囲の男たちを次々と魅了していく。突然金持ちの庇護者が現われて戸惑いながらも喜んでいるイザベルが成長していく姿を、愛情豊かに、だが少し冷めた目で見つめているタチェット父子。新しい女性の象徴でもあるイザベルは、イギリスの伝統と価値観にどう対処していくのか。

2016/11/20

雪月花

本作の原書と並行して照らし合わせながらの読書なので、勉強になる。ヘンリー・ジェイムズ自身もアメリカからイギリスに移住したので、アメリカ人から見たイギリス人、イギリス人から見たアメリカ人の描写が興味深い。自由な探求心を持つイザベルが誰にも束縛されたくなくて、次々と求婚してくる男性を断る上巻では、イザベルを温かく見守る病弱な伯父のタチェット氏と従兄のラルフとは対照的に、女性軍はとても強く無神経にも描かれている。ヨーロッパを巡る旅に出るイザベルが今後どうなっていくのか楽しみ。

2021/10/09

りつこ

面白いような面白くないような。古臭いような案外新しいような。そんなに心躍るストーリーではないのだがなんか面白い。この後どういう展開が待っているんだろう。中巻へ。(長い!)

2017/05/21

ぺったらぺたら子 

既にあの文体に頭を変にされてしまった者には不気味な程に読み易いが、主に「大使たち」へと変奏される内容で、それぞれの人物は何らかの位置・立場の象徴的存在であり、文化的な理解が難しい。単純さと複雑さのぶつかり、会話のズレが面白い。アメリカの無垢なお節介の暴力性は現代も変わらない。突っ張っている割に中味が無い様に見えるヒロインは理念の上に広げられた大きな余白であり、絹の生地を何色に染めるかという争奪戦が繰り広げられる。自由というものは何やら大変なものなのだ。

2018/07/30

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