KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

日はまた昇る (岩波文庫 赤 326-1)

日はまた昇る (岩波文庫 赤 326-1)

日はまた昇る (岩波文庫 赤 326-1)

作家
E.ヘミングウェー
谷口 陸男
出版社
岩波書店
発売日
1958-09-25
ISBN
9784003232613
amazonで購入する

日はまた昇る (岩波文庫 赤 326-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

優希

面白かったです。第一次世界大戦の最中、根無草のようにあったジェイク、ヒロインブレッド、そして周りの若者たちは理想を失った熱量として、夏の祭りで爆発させます。それはまさに青春のエネルギー他なりません、失われた世代を淡々と小気味よく描いている名作です。ヘミングウェイの長編処女作でもある作品というのも興味深いです。

2022/05/14

優希

再読です。根無草のような生活を送るジェイク、ブレット、取り巻く青年たち。理想を失った青春のエネルギーがスペインの祭りで爆発するのが力を感じます。「失われた時代」を力強く、ドライに書ききった作品。面白かったです。

2023/05/04

km

老人と海に続いて二作目。フィッツジェラルドはロストジェネレーションの悲壮感を繊細に描くが、ヘミングウェーは悲壮感を描きつも、それを乗り越えて強く生きるべきとのメッセージが伝わってくる。 世間のせいにしてぷーたら生きるのは楽ですが、被害者ぶってても始まらない。本作の登場人物のように淫らに生きて自滅するのも良いが、闘牛士のように強く生きたい。 ハリスとの釣りの場面や、ぷーたろーずから別れた後のジェイクの一人旅が爽やかだった。理想像としての闘牛士、スペインの熱気、バカンスの気楽さ、気持ちの良い読書体験でした。

2017/07/07

どぶねずみ

ヘミングウェイ2作目。この作品もまた闘牛シーンが出てくる。闘牛は欧州文化だと自分に言い聞かせながらも、やはり好きにはなれない。この作品は登場人物が多いうえに、それぞれの人物の感情の起伏が抑えられた書き方をしている。訳文が自分に合わないのか、会話文が多い割に噛み合っていない感じが多くて読みにくかった。あとがきでおさらい(x_x)

2016/05/22

壱萬弐仟縁

1926年初出。結構セリフが多い印象をもった。「生活を楽しむてえことは、自分の支払い分に相応するものを手に入れる術を学ぶこと」(198頁)。生活は苦しみが多い。そんな中で、少しでも楽しみがあればよいのが庶民。有閑マダムはプードルを散歩させているが。闘牛士が出てくるが、牛の制御も大変だな。向かってくる相手を巧みにかわす。下手すると命も落とす。命がけの生活は、闘牛士とダブって見える。

2013/10/10

感想・レビューをもっと見る