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日はまた昇る (岩波文庫 赤 326-1)

日はまた昇る (岩波文庫 赤 326-1)

日はまた昇る (岩波文庫 赤 326-1)

作家
アーネスト・ヘミングウェイ
谷口 陸男
出版社
岩波書店
発売日
1958-09-25
ISBN
9784003232613
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日はまた昇る (岩波文庫 赤 326-1) / 感想・レビュー

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km

老人と海に続いて二作目。フィッツジェラルドはロストジェネレーションの悲壮感を繊細に描くが、ヘミングウェーは悲壮感を描きつも、それを乗り越えて強く生きるべきとのメッセージが伝わってくる。 世間のせいにしてぷーたら生きるのは楽ですが、被害者ぶってても始まらない。本作の登場人物のように淫らに生きて自滅するのも良いが、闘牛士のように強く生きたい。 ハリスとの釣りの場面や、ぷーたろーずから別れた後のジェイクの一人旅が爽やかだった。理想像としての闘牛士、スペインの熱気、バカンスの気楽さ、気持ちの良い読書体験でした。

2017/07/07

どぶねずみ

ヘミングウェイ2作目。この作品もまた闘牛シーンが出てくる。闘牛は欧州文化だと自分に言い聞かせながらも、やはり好きにはなれない。この作品は登場人物が多いうえに、それぞれの人物の感情の起伏が抑えられた書き方をしている。訳文が自分に合わないのか、会話文が多い割に噛み合っていない感じが多くて読みにくかった。あとがきでおさらい(x_x)

2016/05/22

壱萬弐仟縁冊

1926年初出。結構セリフが多い印象をもった。「生活を楽しむてえことは、自分の支払い分に相応するものを手に入れる術を学ぶこと」(198頁)。生活は苦しみが多い。そんな中で、少しでも楽しみがあればよいのが庶民。有閑マダムはプードルを散歩させているが。闘牛士が出てくるが、牛の制御も大変だな。向かってくる相手を巧みにかわす。下手すると命も落とす。命がけの生活は、闘牛士とダブって見える。

2013/10/10

くみ

「ロストジェネレーション」って何?が始まりでした。とにかく飲む、飲む!素面でいる時あるの?っていうくらい。そして行き当たりばったり。こんなに自堕落な生活なのにヘミングウェイの筆を通すと、なぜか硬派な印象を受けるのです。声にならない彼らの鬱屈さが伝わってくる。特にジュディには共感できないのだけれども、どうしても癒されない孤独や苛立ちを感じました。パンプローナでの闘牛や牛追い祭がこの本で有名になりましたが、今回私はサンセバスチャンでの釣りのシーンに惹かれました。ドライなストーリーと対象的でとてもみずみずしい。

2018/10/05

テツ

人生は場末の安居酒屋で不味い酒を呑んで酩酊しているようなもの。ただただけだるい。この作品全体に漂う虚無感とゆるやかな絶望に浸るには自分も週末あたりの夜に独り酒を呑みながらゆっくり読み進めるのがいい。読み終わる頃にはなんとなく自分の生きる意味について考え出して酩酊具合がより深くなる筈。闘牛はあんなにシンプルですぐに命を落とすスリルもあるのに人生はあまりにも複雑すぎて嫌になる。あまり呑みすぎてヘミングウェイの最期をなぞらえないように……。

2014/09/04

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