パサージュ論 ((四)) (岩波文庫 赤 463-6)
パサージュ論 ((四)) (岩波文庫 赤 463-6) / 感想・レビュー
壱萬弐仟縁
サン=シモン主義は大工業の精神と大工事の実行にはずみをつけ、理想を提供する(17頁)。煙草は、下級の人々しか行かないエスタミネ〔居酒屋〕だけで吸われていた(18頁)。真正社会主義は大衆文学常套句を、愛による人類解放を唱え、悪趣味な安文学と愛の誇張に。典型がカール・グリューン(29頁)。服地の下絵師は、貧民救済の慈善事務所に登録している(50頁)。コレラが流行したとき、人々は感染の原因を酒屋のせいにした(81頁)。
2021/10/08
感想・レビューをもっと見る