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二重人格 (岩波文庫)

二重人格 (岩波文庫)

二重人格 (岩波文庫)

作家
ドストエフスキー
小沼 文彦
出版社
岩波書店
発売日
1981-08-16
ISBN
9784003261323
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二重人格 (岩波文庫) / 感想・レビュー

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のっち♬

小心者だが人一倍栄達を望む野心家でもある主人公が、内心に湧き起こる精神の相克により幻覚が現れ、次第に精神の均衡を失って発狂していく。全体に冗長でまわりくどい反復表現が多く、幻覚と現実の境界もあやふやで、読み手が困惑する内容に仕上がっている。しかし、この不透明感に慣れると、彼に「欠けているあらゆる才能を身につけていて、常に彼を愚弄する」分身を憎みつつも羨むという、人間の複雑な心理を抉った文面からただならぬ凄みが伝わってきて、後年までこのテーマを追求した著者の執着がうかがえる。深刻な都会人像を突きつけた一冊。

2018/04/20

Y2K☮

ドストの長編第二作。本人は自信満々だったらしいけど、うーん・・・直前に「虐げられた人びと」と「罪と罰」を読んだせいという事にしておく。とりあえず同じ独り言の繰り返しには参った。あとはゴーゴリの影響が表に出過ぎ。歴史的文豪の模倣は避けた方がいい(一見カジュアルな春樹氏の文体が実はとてつもなく難しいという点からも明らか)。どうしたってオリジナルには及ばないから必要以上に欠点が浮き上がる。ここから脱却したからこその「罪と罰」であり「カラマーゾフ」なのだ。新訳でも読みたい。その時の題はぜひ「ドッペルゲンガー」で。

2016/05/02

シュラフ

人間の二面性を扱った作品としては、その善と悪を描いた『ジキル博士とハイド氏』がもっとも有名だろう。この作品で描く二面性は善と悪ではなく、"劣等感にさいなまれる自分"と"現実世界をうまく立ちまわるもうひとりの自分"である。わたしには『ジキル博士とハイド氏』よりもこちらの方がしっくりくる。思うに任せない人間社会を生きる現代人の多くは同様の思いを抱くのではなかろうか。意外と自分自身のことを冷静に見ているものである。もうひとりの自分は、自分の足らずの部分を備えていて、自分のこと冷笑している。耐えられなくなる。

2016/05/22

D

ドストエフスキーが二回目に発表した作品。処女作の『貧しい人々』が絶賛され、こちらは酷評されたらしいが、自分はこちらのほうが好き。題名よりもドッペルゲンガーという方がしっくりくる。突如現れたもう一人の自分に、居場所を奪われていく。もう一人の自分とはなんだろうか?たぶん幻覚ではないと思う。心とやらなければいけないことの解離。心が自分で、やらなければいけないことをしているのがもう一人の自分。その二つが分裂してしまい起きた出来事が本作品ではないだろうか?そう解釈すると非常に現代的な作品とも考えられる。

2014/03/03

佳音

ごめんなさい。途中やめた。つまんない。

2014/09/14

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