読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

絵のない絵本 (岩波文庫 赤 741-3)

絵のない絵本 (岩波文庫 赤 741-3)

絵のない絵本 (岩波文庫 赤 741-3)

作家
アンデルセン
大畑 末吉
出版社
岩波書店
発売日
1975-11-17
ISBN
9784003274132
amazonで購入する

絵のない絵本 (岩波文庫 赤 741-3) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

マエダ

美しい言葉が魅力のアンデルセンの世界に引き込まれる

2017/09/22

猪子恭治

「苦海浄土」の後には、癒しが。松丸本舗でキーブックの帯があり、思わず購入。月が私を千夜一夜の世界へいざなう。月がトリックスターで物語るのは、まさしくルナテッィクスの世界。歴史を行き来し、世界を飛び回り、あらゆる人たちに透徹で優しい眼差しを向ける。三十三夜で終ってしまうのが、誠に残念。旅を愛し、人を愛ずる作者の余情があふれている。幼な子は、大きな声で「主の祈り」を捧げ、母に聞こえぬように「パンにたくさんのバタを」と望む。人とは、かくも魅力的な存在である。本書の初刷は53年、半世紀以上を経て第70刷。

2010/07/23

音姫

「旅することは生きること」貧しい絵描きのために月が毎晩語る33夜の物語。インドの空、フランクフルトの建物、中国のある町、スエーデンの光景など色々な国から感じる暁の光、白い風鈴草、せまい通りに住む老婦人だったりを抒情詩的に想像力豊かに描く。今のこの世界をアンデルセンは月を通してどう見ているのだろう。雲が掛かって月の光は照らされていないのだろうか。それとも光悦で清らかなものであろうか。

2021/10/16

壱萬弐仟縁

1839年初出。100頁強でお手軽に。影絵が美しい。「人間というものは、不幸のどんぞこにいる時でも、たいそう見えをはることがあるものです。この男は死を、自殺を考えていました。そして、人間は思いきり泣きあかしてしまうと、自殺などはしないものです」(58頁)。そんなんでいいのなら、どんどん、泣きましょう。かけがえのないいのちですからぁー! 生きているからこそ、本を読んで他人や偉人の生き方や思想から多くを学ぶことができる。また、本書のように、自殺を考えている人も、本によって思いとどまらせる効果もあると思えた。

2014/02/03

藤月はな(灯れ松明の火)

幼い頃、世界名作全集で何度も読んでいた思い出があったので懐かしくなって再読しました。お月様が画家に語ったのはお月様が見たささやかで愛おしい人間の営みと時の流れ、そして一抹の哀切さでした。子供の無邪気な考えや人間の営みに対するお月様の視点は慈愛に満ち溢れてます。お月様が見てきたこと、聞いてきたこと、感じたことを聞けた画家は幸せだったに違いないと思います。

2011/11/16

感想・レビューをもっと見る