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ロボット (岩波文庫)

ロボット (岩波文庫)

ロボット (岩波文庫)

作家
カレル・チャペック
Karel Capek
千野栄一
出版社
岩波書店
発売日
2003-03-14
ISBN
9784003277423
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ロボット (岩波文庫) / 感想・レビュー

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absinthe

ロボットが人間にとって代わって世界を手に入れてしまうお話。類似の話が繰り返し作られているが、ロボット反乱ものの話はほとんどがこれのリメイクと言っても過言ではないほど良くできた話。でも、作者は人工知能がこの世を支配する危険を書こうとしたわけではないらしい。時間に縛られ自由を奪われた当時の労働者の姿がロボットに見えた。ロボットに支配された世界は、働く権利を行使しているというよりも働く義務だけが与えられた当時の人々の隠喩でもあった。

NAO

最初人間が自分たちの利益のために利用していた者が、徐々に知恵をつけ、ついに自分たちの支配者である人間に逆らう。こういった展開は、『山椒魚戦争』とよく似ている。だが、話はそこで終わらない。ロボットたちもまた、自分たちのことだけを考えた狭い考えで、結局は自分の首を絞めることになる。百年前に書かれたとはとても思えない古さを感じさせないチャペックの戯曲は、近未来の予言書のようだ。

2017/12/10

催涙雨

平成の暮れにようやく俎上にのせられるようになったAI脅威論に近いものを1920年という遠い昔に、それもロボットという偉大な単語をも一緒に生み出しながらひとつの作品に昇華してしまっているのだから、驚きを通り越してもはや言葉もない。しかもチャペックはべつに科学に偏った作家ではないという。これはちょっと並大抵のことではない。この事実にいまこの時代を生きる人々はもう少しくらい目を向けてしかるべきだと思う。内容それ自体に驚かされることはない(強いて言えばこの作品で言及されるロボットは有機的すぎてほとんど人造人間に近

2018/12/12

藤月はな(灯れ松明の火)

PYCHO-PASSがきっかけとなったディストピア再読の一つ。人間による身分階級や格差を失くすために人間はロボットを作った。しかし、それは「人間が上位で、ロボットが下位」という階級へとシフトしただけに過ぎなかった。そしてロボットに依存するようになってから人間が生殖機能を失い、ロボットに殲滅されて滅ぶしかなかったという事実もぞっとします。人権団体に所属していても丸め込まれて都合の悪い事実には目を向けないヘレナ(人間)の馬鹿さ加減に苛々します。でもラストの愛を知ったロボット二人の行く末は優しいのが希望かな。

2014/07/21

かるかん

登場人物の会話がところどころ噛み合ってないように感じられるが、話の顛末は意外だったので楽しめた・・・・かもしれない。 劇を見たほうが理解できるかもしれないので、機会があれば見てみたい。

2015/05/02

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