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荘子 第一冊 内篇 (岩波文庫 青 206-1)

荘子 第一冊 内篇 (岩波文庫 青 206-1)

荘子 第一冊 内篇 (岩波文庫 青 206-1)

作家
荘子
金谷治
出版社
岩波書店
発売日
0000-00-00
ISBN
9784003320617
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荘子 第一冊 内篇 (岩波文庫 青 206-1) / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

白文、書き下し文、註、口語訳の順で記されているので、高校時代のノートを思い出し、懐かしいのと同時に改めて勉強になる。漢文を習っていた高校生の時に出会いたかったなぁ・・・。幻想系作品でよく、引用される「胡蝶の夢」や「顔を作るために穴を穿たれた混沌の末路」なども紹介されていました。荘子は「日常を過ごしながら無為の境地であるがままに生きよ」、「名や意味、倫理で規定しなくとも移ろう全ては完全である」と説く。まるで禅の教えのようだ。個人的に醜男、哀駘佗と巫、季かんの逸話が印象的

2017/07/07

壮の字

荘子の〔内篇〕。翻訳文がすばらしい。おそろしく読み易く、とてつもなく楽しい。でも、なにもわからない。わからないから3回くり返し読んだ。彼の文章に慣れてゆくぶん、どんどん読み易くなってゆくが「わからない」はふえてゆく一方である。深いのか浅いのかすら全くつかめない。私のちっぽけな「わかる」の外側には、とてつもなく大きい「わからない」の世界があるんだろう。そして『荘子』には境界線のむこう側のことが書いてあるんだろう。いらんこと考えないでぼんやり読んでいると、2000年前の彼の笑い声が聞こえてくるようでもある。

2018/04/07

スプーン

中国古典の巨人、荘子の説法集。永久に終わらない禅問答の様で、難解でした。

2019/12/13

zirou1984

老荘思想として老子とセットで語られる荘子だが、書物としての面白さは荘子の方が上。イエスやソクラテスと同様、老子は自らの言葉を書き留めなかったのに対して、荘子は「胡蝶の夢」の様に、様々な寓話を書き記す事でその論理構造の外側にある充足した精神について指し示そうとした。解説では彼の哲学を「弱者がぎりぎりの底からたくましい強者へと転ずること」とあるがこれはある意味で正しく、ある意味では間違いだと思う。荘子の提示するのはそもそも弱者ー強者という差分の存在しない価値観だからだ。無用の用の境地は辿り着きたい目標である。

2013/06/23

overture

荘子は鳥や魚、木々や蝶、混沌などについて語りながら、人間が普段頭を悩ませている善悪や強弱などの問題を相対化してみせる。その語り口が軽やかであり壮大でもあって、大鵬からほど遠いウズラみたいな想像力の自分にも、読んでいて開放感を感じさせてくれる。もう少し理論的に万物斉同について語りもするけれど別の箇所では「分かっているのかどうかさえ自分も分からない」とも言っていて、思想の根元を掴もうとする度にするりと逃げていく感じもする。それがまた面白い。

2013/09/01

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