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荘子 4 (岩波文庫 青 206-4)

荘子 4 (岩波文庫 青 206-4)

荘子 4 (岩波文庫 青 206-4)

作家
金谷治
出版社
岩波書店
発売日
1983-02-16
ISBN
9784003320648
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荘子 4 (岩波文庫 青 206-4) / 感想・レビュー

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まふ

この辺まで来ると後世の寄せ集めということが感じられるが、内容は一貫して無為自然を説く。心の持ち方を捉えているのだとすれば、これほど救われることはない。荘子とは面白いものであることがよく分かった。天人、神人、聖人、君子、百官ときて凡人とくるのか。荘子の目指すところは聖人であり、孔子は君子であるとのこと、孔子の儒家は道家よりもランクが低いことになる。これを面白いと言わずして何と言う。

2000/10/24

ゆうきなかもと

やったー\(^o^)/ ついに読了!! 岩波文庫版全四冊をすべて読み終わりました!! しかも、出先や移動中にしか読まないというルールのもと10年ぐらいかけて読み終えました((((*゜▽゜*)))) やったー(´▽`)ノ 常識に捕らわれないナンセンスな話を読みたいなら、やっぱ荘子だよね(●´ω`●)

2016/05/28

荒野の狼

第三冊に含まれなかった荘子雑篇の後半8篇を収録。2ページの訳者の金谷治のあとがきには、荘子の外篇・雑篇は難語が多く、第一冊から11年かかった旨と本書が金谷の東北大学での最後の著作であることが短く記されているが、荘子の文章は難解で、書き下し文だけを読んでも全く意味がとれないことが多い。外篇と雑篇(荘子第二、三、四冊)の語句と人名索引は61ページに及び有用だが、第二、三冊には索引がないので、本書は入手しておきたい。

2014/09/01

シタン

最後の巻。「忘言」の章が心に残った。偽作とされる篇も案外面白かった。この時代に現代科学に通じる思想があったこと自体が驚きだが、実際に現代日本においても荘子に傾倒して新しい科学を模索する学者がいることはすごい。東洋から新しい科学が生まれることを期待。

2018/02/27

かみかみ

2巻目あたりから思っていたが、荘子よりも孔子や老耼(老子)の出番が多い。「自ら勝つこと能わざれば、則ちこれを従(はな)て(欲望を抑えられなければ、自由に心任せにせよ)」は開き直りに見えるが、心のままに生きることが心の平穏の第一歩なのかもしれない。老子がリバタリアニズム なら、荘子はエピクロス派か実存主義といったところ。

2021/08/16

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