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実践論/矛盾論 (岩波文庫 青 231-1)

実践論/矛盾論 (岩波文庫 青 231-1)

実践論/矛盾論 (岩波文庫 青 231-1)

作家
毛沢東
松村一人
竹内 実
出版社
岩波書店
発売日
1957-05-06
ISBN
9784003323113
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実践論/矛盾論 (岩波文庫 青 231-1) / 感想・レビュー

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古川

これは哲学書ではない。神学問答に近いかもしれない。「レーニンは○○と言った。よって○○である」という物言いが続き、なぜならばレーニンは正しいからであり、なぜ正しいのかといえば、レーニンは偉大だからであり、なぜ偉大なのかといえば、正しいことを言っているからである、といった具合である。つまりはよくあるビジネス新書と変わらないのだが、経営者が哲学者である必要はないし、実際毛主席はこれで天下取っている。問題はその後、このやり方を科学含むあらゆる分野に適用したことであり、こういう悲劇が起きる可能性は中国に限らない。

2014/10/15

Yasomi Mori

毛沢東の2論文を収録。「実践論」は党内の教条主義的マルクス主義者らを批判することを意図したもので、実践を伴わない理論の虚しさを説いている。《理性的認識は感性的認識に依存し、感性的認識はさらに理性的認識にまで発達しなければならない。これが弁証法的唯物論の認識論であ》り、革命闘争のミッションは《客観的世界を改造するとともに、また自己の主観的世界をも改造し、主観的世界と客観的世界との関係を改造することである》。真理に到達するためには何度も失敗し、それを改め続けることが必要で、認識の運動が完成することはない、と。

2020/05/31

金吾

実践論は革命家・行動家の面目躍如ということを感じました。また矛盾論は、マルクスやレーニン等を完全な是とした弁証法の一例という気がして面白かったです。

2020/01/30

肉欲棒太郎

「考えるより行動しよう」なんてことは多くの陳腐な自己啓発本なんかにも書いてあるところだが、『実践論』の画期的なところは、タイトルとは逆説的に「理論がなければ行動はありえない」としているところだろう。『矛盾論』は弁証法の発展史観を「矛盾」というキーワードを使って分かりやすく解説するものである。

2014/10/04

真倉流留

言わずと知れた毛沢東の認識論。矛盾論における「矛盾」とは日本語とは少々ニュアンスが異なり、「対立している」程度の意味と考えると解釈しやすかろうか。個人的には諸矛盾の同一性についての論が(本旨は異なるが)"ヨーロッパは単にヨーロッパであるだけではヨーロッパ足り得ず、ヨーロッパが、ヨーロッパたるために他者を欲した"という竹内好の言(ちくま学芸文庫「日本とアジア」収録)に重なるようで興味深く思えた。

2019/12/24

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