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迷宮としての世界(上)――マニエリスム美術 (岩波文庫)

迷宮としての世界(上)――マニエリスム美術 (岩波文庫)

迷宮としての世界(上)――マニエリスム美術 (岩波文庫)

作家
グスタフ・ルネ・ホッケ
種村季弘
矢川澄子
出版社
岩波書店
発売日
2010-12-17
ISBN
9784003357514
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迷宮としての世界(上)――マニエリスム美術 (岩波文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

マニエリスムという言葉が今まであまり聞いたことがなかったのですが、迷宮としての世界という題名に惹かれて読んでみました。やはり内容は私にとってはかなり難しく、哲学的な感じもある美学の本のような感じを受けました。ただこの中に収められている絵画などが興味深くこのようなものについて研究するのかと思いました。

2016/10/13

白義

マニエリスムをルネサンス後の一様式から、普遍的な精神史の常数として位置付け、現代美術とも共通するそのモチーフを流れるがまま、さ迷うがまま論じた、これ自体が迷宮と言える驚異の書物。バロックも、ロマン派も、キュビスムやシュールレアリスムもまた精神の危機に対応し主観へと潜行するマニエリスムから生まれしものであり、事実16世紀というマニエリスムの全盛時代にあって、逆説的な奇想、抽象絵画、魔術的寓意といった題がすでに存在していたという。豊富な図版がそれを傍証していて、思考と視覚が揺さぶられる

2013/03/15

NICK

マニエリスムを「ヨーロッパ精神の常数」とするその意図からわかるように射程は非常に広い。16世紀後期ルネッサンスから1950年シュルレアリスムを行ったり来たりし、語るモチーフも気の向くままというその叙述の方法はまさにその射程の広さ、また「驚異」を重んずるマニエリスムの精神そのものを表しているのではないだろうか。マニエリスムが世界を異貌として、迷宮として、驚異として描く手法であるならば、16世紀と20世紀を容易に接続してしまうこの書はまさに異貌としての美術世界を紹介するそれ自体マニエリスム的なものなのだ

2015/06/15

ラウリスタ~

マニエリスム美術なるものに関する書。解説書ではないし、エッセイにしては晦渋すぎるし・・・変な美術であるマニエリスムを変に紹介し続ける変な本。大体、翻訳が難しすぎる「暴く」を「発く」と書いたり、「比喩」を「譬喩」って書いたり、「劫掠」(ごうりゃく)とか・・・みんなこれ読めるの?あえて簡単な訳語を執拗に避け続けるその意図はどこにあるのか。内容は、レオナルド、ミケランジェロからピカソあたりまで多種多様。彼らを、マニエリスムという観点で見てみると・・・といった内容か?難しい

2011/03/17

HANA

マニエリスムを美術史全体に通じるものとして論じた一冊。これを読むと特にシュールレアリズムとの関連に驚かされる。まあこれを読んでいると、幻想を含んだ絵全体がマニエリスムに含まれるような気がしてこないでもない。「天使城」や「聖なる森」は個人的に好きなので、論じられている部分を読んでいて面白かった。

2011/03/27

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