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将来の哲学の根本命題―他二篇 (岩波文庫 青 633-3)

将来の哲学の根本命題―他二篇 (岩波文庫 青 633-3)

将来の哲学の根本命題―他二篇 (岩波文庫 青 633-3)

作家
フォイエルバッハ
松村一人
和田 楽
出版社
岩波書店
発売日
1967-03-16
ISBN
9784003363331
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将来の哲学の根本命題―他二篇 (岩波文庫 青 633-3) / 感想・レビュー

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金吾

面白い部分と理解不十分な部分がありました。神学を考えたことがないので、神学の影響の大きさを認識するとともに、神学が関連している部分は興味深く読むことができました。「思考と存在の統一は、人間がこの統一の根拠・主体としてとらえられる場合にのみ、意味がありまた真理」という言葉は入りやすかったです。

2020/11/03

左手爆弾

興味深い。ヘーゲルに象徴される観念論的体系、思弁哲学と化した神学に批判を加えることによって、それまでの全ての哲学に対して宣戦布告する。そして、将来の哲学は旧哲学と異なり、人間学と成らなければならないと宣言。それは感性・愛・身体といった現実に存在する人間の有り様を問題とする哲学になる。こうした思想を、[ヘーゲル、シェリング的なもの]と、[ショーペンハウアー、ニーチェ]的なものの中間におかれるものとして考えると、実存主義の思想史的意義がより浮かび上がるのではないだろうか。

2014/08/10

はちくま

解説ではかなり厳しいことも書かれているけれど、時代が早かったのだから仕方ないのでは。ある意味楽観的な人間主義は、フォイエルバッハの人となりを感じさせて、微笑ましい気もする。

2012/11/29

KN

ヘーゲル後の哲学のはじまりを告げた著作。萌芽の段階にすぎないとはいえ、後の実存主義や現象学、他者の思想につながるアイデアがすべてここに出揃っている。重要なのは、フォイエルバッハの宗教批判が単なる唯物論ではないことだ。人間から疎外された天上の神を人間のうちに取り戻すことで新しい哲学は宗教の力を兼ねるのだとしているところに注目すべきである。疎外された自然や人間をただ肯定するだけの立場は、フォイエルバッハのそれとは似て非なるものだ。無の思想を批判した個所も重要。

2018/03/07

nagata

積読状態だった本に挑んだが、長かった…。そもそも人間の生み出した理念や精神の在り方から、人間の存在にまで至る論考をひたすら辿ってはその中身をひっくり返すの繰り返し。それでも、哲学が何のためにあるのかを垣間見ることはできたかなと。「神とは、人間がそうありたいと願うものである。すなわち、現実的な存在として表象された、人間自身の本質であり、目標である。」は至言。

2015/01/03

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