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ロシア革命史 3 (岩波文庫 白 127-6)

ロシア革命史 3 (岩波文庫 白 127-6)

ロシア革命史 3 (岩波文庫 白 127-6)

作家
トロツキー
藤井 一行
出版社
岩波書店
発売日
2000-11-16
ISBN
9784003412763
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ロシア革命史 3 (岩波文庫 白 127-6) / 感想・レビュー

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駄目男

兵士・労働者による反政府武装デモ「7月事件」の発生、それに対する反革命勢力の攻勢、ケーレンスキーの陰謀、そして逆にコロニーロフによる反乱が起こるが、その野望は蹉跌する。民衆は革命化の方向へ傾斜しはじめ、事態は十月革命に向けて確実に歩を進めてゆくが、併し、登場人物の多さとトロツキーの詳細を極める分析の、ややお手上げ気味。これを書き上げるのにどれだけの期間を要したか知らないが、常人には出来ない芸当であることは間違いない。

2023/07/21

nishiyan

2017年7月12日第2刷(2017年夏一括重版されたもの)。ロシア革命の当事者であるトロツキーが二月革命からソヴェト政権樹立までを豊富な資料と客観的な視点を元に著述している2巻本を文庫用に分冊した第3巻目。七月事件を契機に十月革命へと向かうロシア。ボルシェヴィキによる革命を潰そうと暗躍するケーレンスキー。しかしコルニーロフによるクーデターの失敗が革命への流れを加速させていく。相変わらず登場人物の多さに四苦八苦するのだが、面白い。

2018/06/04

juunty

(3)は十月革命へと繋がる7月〜8月の出来事について著す。ソヴィエトの大規模な蜂起である7月事件は、やはり軍隊と労働者という民衆の力によって開始される。第一次世界大戦でのドイツとの戦争が激化。国内の疲弊の影響は、軍隊を直撃する。前線での不安に加え、国内の不安定化というストレスは確実に兵士個人を圧迫する。そのような中で数千人規模の連隊が一気にソヴィエト支持の声明を出し、移動を開始する。この連隊の対応をしたのがボリシェビキであり、軍隊とのつながりが作られる。

2021/01/17

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