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フォイエルバッハ論 (岩波文庫 白 128-9)

フォイエルバッハ論 (岩波文庫 白 128-9)

フォイエルバッハ論 (岩波文庫 白 128-9)

作家
フリードリッヒ・エンゲルス
松村一人
出版社
岩波書店
発売日
1960-05-05
ISBN
9784003412893
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フォイエルバッハ論 (岩波文庫 白 128-9) / 感想・レビュー

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nbhd

けっこう泣けるところがあるフォイエルバッハ(名前が面白い)批判。マルクスが「哲学者たちは世界をさまざまに解釈したにすぎない。大切なことはしかしそれを変えることである」と述べているように、フォイエルバッハは唯物論を展開したけど、まだまだ頭でっかちが過ぎるというのがそのポイント。この著作はエンゲルス68歳のもので(74歳没)、大江健三郎いうところの「晩年の仕事」のにおいもする。マルクスはすでに没し、若き日に影響を受けたフォイエルバッハをあらためて検討する老年エンゲルス。こういう背景を勝手に想像すると泣ける。

2014/09/02

しんすけ

下記は、ぼくの仕事術とも云える。問題はどこでも、連関を頭のなかで考えだすことではなくて、諸事実のうちにそれを発見することである。本書にこの言葉を見出したのは十代も終わるころだった。偶然だが、それが人生を決定づけたようで運の良さを感ずることもある。本書は、エンゲルスの哲学感を論じた書である。その意味ではフォイエルバッハは単なるネタであったとも云える。フォイエルバッハは唯物史観の端緒を創成したものの未完成に終わった。というよりも、自己の理念に自信が持てなくなり、完成させることに躊躇したといったほうが良い。

2018/01/30

バルサン聖人

下手な解説本よりもよほどマルクス・ヘーゲル哲学の事を平易に語る1冊。暇があればぐにゃぐにゃしまくるヘーゲル哲学周辺の著作群の中ではこれほど読みやすいものはない。ヘーゲル哲学の体系の巨大さや、その止揚の意味を鋭く説きつつ、マルクス主義ではヘーゲルが到達した段階から一歩上へ体系を止揚させ、史的唯物論を作り上げた。それを科学の発展や労働者、ブルジョアジーを引き合いに出しつつ明快に語る1冊。素晴らしかった。

2019/09/06

6 - hey

本書がマルクス思想の概説書だというのなら、さらにその概説書を用意してください!なんでもしますから!

2013/06/07

マーキス@ショスタコーヴィチP

今に問うものが非常に多い。勿論マルクス主義の哲学面を知るには、一番適するものではあるが、それ以上の示唆をわれわれに与えてくれる。カント的な、何も裏づけを持たない言辞は、何の効力も持たないのである。フォイエルバッハは「愛」が解決すると説いているが、そんなものは実際は階級的利害の不一致で、簡単に瓦解してしまうのである。 宗教は人間関係である。とも書いてあった。これは現代において既に到来しているのではないだろうか。既に宗教が封建的な支配を行う時代は消え去り、神学が学問の中枢を占める時代ではない。恋愛が宗教のよう

2009/08/21

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