読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

幼なごころ (岩波文庫)

幼なごころ (岩波文庫)

幼なごころ (岩波文庫)

作家
ヴァレリー・ラルボー
岩崎力
出版社
岩波書店
発売日
2005-04-15
ISBN
9784003750513
amazonで購入する

幼なごころ (岩波文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

NAO

少年少女を主人公とした10編の短編集。少年の話4つは、名前は違うが同じ少年の、8歳から高等学校入学前の夏休みをすごしている少年と、4つの年代が描かれている。貧しい美少女に憧れるブルジョアの少年。繊細な言葉で綴られた、少年少女時代のちょっとした心の揺らぎ。それは、木漏れ日の下のかすかな光の揺らぎにも似ている。そういった淡い思いをいろどり、つつみこむような、美しい自然描写。そっと宝箱の中にしまっておきたい大事な話。

2020/05/23

ハルマッチ・ハセ

すっごいフランスっぽいなあ、と思って。「フランスさ」って何なのかと、また考える。 「モーンパリー!」と昔再放送で見た映画のイメージがよぎる。ちょいと検索。コメディだった。映像パッケージのカトリーヌ・ドヌーブの青いセーターのおしゃれなことよ。 これを日本人がカツラ被って同じセーター着てもただの真似で終わり、フランスらしさの欠片も醸し出せないわけでして、確実に絶対に「フランスらしさ」は存在する。その正体はと言うと、街と文化を愛し誇りを持ってることだと思うな。なんだまた本の内容に触れないまま終わるぞ。

2018/11/07

壱萬弐仟縁冊

1918年初出。「ぼくの真の<<生きる自由>>は勉強にこそある(略)それに勉強が、あの深い感情から、あの大きな友情からぼくを遠ざけることはない」(190ページ)。つくづく学問は必須だと。大学で自由に学ぶこともだが、学校を出て自由に学ぶことこそ向学心を充たせるのだと思う。「人生に踏み入る前、もしかしたらそれは明日かもしれないが、ものうげな葉むらに隠された奥庭で夏の日々を過ごしていたあの赤い日の光のことを、ちょうどだれか人のことを考えるときのように思い出してほしい」(290ページ)。人生も折り返したが初心で。

2013/02/09

ラウリスタ~

玄人好みの小説といった感じ。カポーティの短編集と似た雰囲気。いや、ダブリナーズに似てるか。ジョイスの訳者としての方が有名な人物。蔵書が2万5000冊っていうのがすごい。そのうちどれだけ読んでたんだろう。

2010/09/23

きりぱい

ジョイスの最初の仏訳者だというのを他で読んで。ジッドも好んでいたそうなのだけれど、そのジッドに献じられた「包丁」が割とよかった。ちょっとひねた8歳の男の子の恋にドキッとさせられ・・。他には、寄宿学校で少女がむにゃむにゃむにゃ・・と、ひと時の恋情を振り返る「ローズ・ルルダン」や、授業料を払えなくて学校へ行く振りをして時間をつぶす「ラシェル・フリュティジェール」辺りがよかったかな。何というか、そんなにいいとも思えなかったのだけど、美しく見えてそれだけじゃない、子供目線の奥深さが感じられる短編集ではあった。

2011/08/04

感想・レビューをもっと見る