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これからの経済学 (岩波新書 新赤版 166)

これからの経済学 (岩波新書 新赤版 166)

これからの経済学 (岩波新書 新赤版 166)

作家
佐和隆光
出版社
岩波書店
発売日
1991-04-19
ISBN
9784004301660
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これからの経済学 (岩波新書 新赤版 166) / 感想・レビュー

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KAZOO

今から25年近く前に出版された本で再読ですが、現在読み直してみても経済学の基本的な考え方はあまり変わってはいない気がします。経済活動の結果である様々な経済指標と現実の経済の動きをきちんと見極めていくことが必要であるといっていますが、現在の経済状況を見ていると本当にそのとおりと感じます。佐和産は計量経済学者で学生の頃はかなり読ませていただいた本がありますが、このような本のほうが説得性があっていいとおもいます。

2015/06/16

Francis

「経済学とはなんだろうか」の続編。大学以来20数年ぶりに再読。80年代後半のリクルート事件などの中曽根内閣当時の政治・経済界の新保守・新自由主義的な風潮を鋭く批判する辺りはさすが。日本社会には真の合理主義的精神が根付いていないと言う「経済学とはなんだろうか」以来の鋭い問題意識が展開されている。さて20数年たったが、果たして合理主義的精神は日本に根付いただろうか。

2016/11/29

isao_key

日本人へ自然科学コンプレックスをぬぐい去れと提唱した前著『経済学とは何だろうか』の続編。日本人はGNPを知るまでサービス業が生産的だとは、誰一人も考えていなかった。そもそも「サービスしておきます」や「これはサービスです」というときの意味は無料である。サービスが有料だということも、以前はかなり抵抗があった。少し前まで「日本は水と情報はただ」と言われていたことを思い出した。逆にだからこそもてなしの精神文化が発達したのかもしれない。なぜ日本が非キリスト教国として近代西欧の文化を摂取できたかの説明も腑に落ちた。

2014/08/24

脳疣沼

経済政策ってのが好みの問題のように思えてくる不思議。保守でもリベラルでも、自分達に都合の良い理論が経済学には用意されている。

2018/04/22

kaizen@名古屋de朝活読書会

数理経済学者である佐和氏の『経済学とは何だろうか』も分り易かったが、 本書の、経済学の初学者が読むとよい本である。 経済の数字の上での動きと、現実の活動との関係を、 見極めないと、数字に踊らされる可能性がある。 理論から押さえるか、現実から押さえるか、2つの方向性をどう均衡させるかが、本書を読み進む上での鍵となるかもしれない。岩波新書一覧 http://bit.ly/12LkZWe

2010/03/14

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