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日本の近代建築〈下 大正・昭和篇〉 (岩波新書)

日本の近代建築〈下 大正・昭和篇〉 (岩波新書)

日本の近代建築〈下 大正・昭和篇〉 (岩波新書)

作家
藤森照信
出版社
岩波書店
発売日
1993-11-22
ISBN
9784004303091
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日本の近代建築〈下 大正・昭和篇〉 (岩波新書) / 感想・レビュー

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コットン

「大体他人の真似をするのが絶対に嫌いで何とか自分自身のものを出そうという努力と野心に満ちていた」という安井武雄が国籍不明ともいえる大阪倶楽部や高麗橋野村ビルディングなどを設計、また学生時に吉原から通学していた渡辺節が独創的な腕とセンスで大阪商船神戸支店を設計など、建物から人柄がわかるようで興味深い。

2012/12/16

かっぱ

明治から大正、昭和へ。ここにきて、アメリカの無駄な装飾を排した合理的で機能的な建築法も登場。また、第二、第三世代になると単なる物まねではない建築家としての思想が育ってきていることも分かります。モダンデザインが植物層、鉱物層、数学層と掘り下げていく過程であって、日本の建築においては、そのすべての層を経ているという点で世界にまれであるということも知り得ました。これからの街歩きが楽しみです。

2013/11/04

chang_ume

歴史主義からモダンデザインまで近代建築の分派集合。編年のダイナミズムは建築史の華ですね。アールヌーヴォー以降の流れのなかでも、「確信的な遅れ」を建築家の個人史にもった村野藤吾の仕事がとりわけ興味をひくものでした。また戦前戦中期に「右寄りの軌跡」を描いたコルビジェ派について、その「デザインの体質」から帰趨を読み解く段は見事です。建築実例ごとに、それぞれが表現する美を形容する言葉は藤森さん一流のものでしょう。ひたすら面白かった。

2016/07/31

キアヌ安倍

近代建築史の入門におすすめの新書です。下巻は大正、昭和篇。藤森さんの近代建築史は、鉄板の面白さですね。わかり易いです。

2015/07/15

ユキオ

漱石の学友であった長野が、ヨーロッパ派の精神面での到達点に達したのが意味ありげでした。歴史主義建築については西洋建築を勉強してから再度読みたいです。終盤は構造を考え始めたり、モダンデザインが出てきたりして、建築が無機質なものになっていきました。やはり趣があるのはモダ二ズム以前かな、と思います。

2015/05/20

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