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現代「死語」ノート (岩波新書)

現代「死語」ノート (岩波新書)

現代「死語」ノート (岩波新書)

作家
小林信彦
出版社
岩波書店
発売日
1997-01-20
ISBN
9784004304845
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現代「死語」ノート (岩波新書) / 感想・レビュー

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踊る猫

小林信彦が書き記すエッセイを読むと(あまりにも膨大なので、私はほんの少ししか読んでいないのだけど)、この著者の時代というか時流に対する真摯さに舌を巻く。それは、「低俗」と批判されることを恐れないでその時々においてなにがホットなのか見つめ、記録して残すことだと思うからだ。今でも続いている『本音を申せば』にしても、常々脱帽するしかと思っている。このノートも、もっと著者の個人的な体験談(小説を「しこしこ」書いていた苦労話など)を混ぜてくれてもよかったとも思うが、しかしなかなか真似できない「時代と寝る」姿勢がある

2021/04/28

ちくわん

昭和31年から51年。今は「死語」でも、当時は「流行語」。流行り廃りは世の常。私にとっては半分は誕生前、最後は11歳の「多感な時期」であった。結構聞いたことがあるものが多い。にしても「エロ(※種保存を目的とした純生物的な諸活動)」に関するものが多い。昭和32年のカリプソ娘浜村美智子。画像を探したが「イカ」していた。「戦時中、商工大臣だった者が、今は総理大臣とは。。。」の続きは現在も進行中。「。。。その孫が(2回目の)総理大臣とは。。。」人類、なんだかんだ言ったって、「やっぱりエロなのね」。

2018/03/30

やいとや

本書の終盤の昭和50年代前半は小学生から中学生の時期だが、不況とロッキード事件とピンクレディーを並べられるとどんな時代だったかよくわからない。本や映画で見た60年代・70年代のことの方が知識として整理されているのが奇妙な感じ。

2019/12/20

いたち野郎

小林信彦が手元の資料や記憶からかきあげたのか、死語っぽいものをちょこちょこ書き出している、が、これは全体として昭和回顧録の構成でもあり、著者が若いころからテレビや広告の嘘くささに敏感であったことがわかる。こういう体験談に資料性がないという意見もいくつかあるが、とんでもない。むしろこうした皮膚感覚の言葉が貴重なのだと思う。死語とか流行語自体ある思想により恣意的に選ばれるのは避けられないのだから、これは書き手より選ぶ側の問題である。浅沼刺殺事件で、市川雷蔵が「時代劇の悪影響ではないか」と話したのは驚きだね。

2019/04/22

Gen Kato

「戦後ではない」と言われた年から自分が生まれたころまでの流行語現代史。生まれたのはオイル・ショック年で、そのへん「日本沈没」「コインロッカー・ベビー」「いったい日本はどうなるのだろう」など不安な言葉が多い。「狂乱物価」「節約は美徳」なんていうのもある。食料品の値上げや消費税増税に備え「出費は抑えて」なんて「専門家」に言わせているニュース番組、今朝も観たばかりなんだけど、何だか「今」と似てますね…

2019/04/01

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