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東西/南北考―いくつもの日本へ (岩波新書)

東西/南北考―いくつもの日本へ (岩波新書)

東西/南北考―いくつもの日本へ (岩波新書)

作家
赤坂憲雄
出版社
岩波書店
発売日
2000-11-20
ISBN
9784004307006
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東西/南北考―いくつもの日本へ (岩波新書) / 感想・レビュー

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うえ

再読。やっと著者の歴史への視点がわかってきた「次年子では、仙台あたりに行商にいくと、サンカと間違われて難儀した、「橋の下」と呼ばれ蔑まれた、といった話を聞く」「柳田語彙としての「北」は、漠然と、本州北辺の東北を指している。柳田にとって…津軽海峡のかなたは日本ではなかった。少なくとも、柳田が北海道を民俗学の領土と認めていなかったことだけは、あまりにあきらか」「方言に見られる東/西の境界が、列島の民族史それ自体に穿たれた裂け目と化してゆく可能性がある。柳田はまさに、それを危惧し、怖れ、忌避せんとしたのである」

2017/11/19

鉄之助

日本人の根底にある3つの穢れ、死・出産(月経)・肉食、が1100年も前に定められた「延喜式」にあるとは、驚きだった。

2017/09/26

ハチアカデミー

B 木の杭を二本立てる。それだけで境界は発生する。いまある日本という国家の境界線はけして固有のものではなく、県境さえも与えられたボーダーに過ぎない。本書において赤坂憲雄が試みるのは、いまある日本・日本人という言説の解体であり、かつてあった多様な文化の掘り起こしである。北海道、沖縄といういわば極端な例だけでなく、東北一帯の中に存在する多様性を提示することで、日本・日本人という言葉の暴力性を暴く。生半可な日本論がしっぽを巻いて逃げるラディカルな一冊。稲作とケガレを論じる五章、蝦夷論の六章が特に印象に残る。

2012/10/15

riviere(りびえーる)

東北に住む1人として、もういちど東北について考えたくて読みました。第1章 箕作りのムラから 箕という農具からこれだけのことが読み取れるのだと感心。第5章 穢れの民族史 「差別部落」の存在が東北、北海道、沖縄諸島になぜ希薄なのか。それを「穢れ」という言葉をキーワードに分析。お墓についての記述も面白く読みました。第6章 東北学/南北の地平へ 東北に残るアイヌ語の痕跡から読み取れる事柄を解説。「雪国」とひとくくりにされがちな東北にもいくつもの東北があることを民俗学の立場から書かれていて面白く読みました。

2012/05/12

ダージリン

日本は単一ではなく重層な文化を持っていたことが示される。日本文化の均質さを殊更に強調するのが誤りなのと同じく、差異ばかりを強調するのも間違いであろう。どのような文化が日本の各地で発展していたのか、客観的に明らかにする形で研究が進んでほしい

2011/03/20

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