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学力があぶない (岩波新書)

学力があぶない (岩波新書)

学力があぶない (岩波新書)

作家
大野晋
上野健爾
出版社
岩波書店
発売日
2001-01-19
ISBN
9784004307129
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学力があぶない (岩波新書) / 感想・レビュー

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猫丸

教育問題に関しては誰もが当事者であるから、それぞれの一家言があり得て、個人的体験の良し悪しをダイレクトに一般論へ拡張する陥穽にさらされている。出会った恩師によってどれだけ自身の精神が陶冶されたか、救いようのない反面教師の抑圧からどれだけ苦労して脱したか、各人のエピソードは錯綜し、同一人物が教師の鑑となったり唾棄すべき管理者となったりすることは珍しくない。すべての教育論は個人的経歴の反映に過ぎない可能性は高い。それでも、完全に間違った教育を放置しないような研究を怠れば、人類進歩を楽観できなくなるのは確かだ。

2020/06/19

アルゴン

★★★   ゆとり教育が終焉を迎えようとしている頃に書かれた学力論。理想を語る筆者ですが、これに対し現実的にどこまでアプローチできるかは難しいところですね。ゆとり教育の運用に問題があったことは確かだと思いますが。子供も親も様々になりつつある昨今、教師は授業でも、授業以前のところでも大変だろうなあ。

2017/03/25

kaizen@名古屋de朝活読書会

岩波新書愛好会】学力が本当に危ないのだろうか。学ぶことの面白さと、学ぶことの価値が伝わってこないと、学力が危ないといっても仕方がないような気がする。無駄な受験勉強の反動で、ゆとり教育といってみたものの、何を教えたらいいかわからない先生が多いのかもしれない。それに対して、音楽、体育、工業などの先生は、教えたいことをうまく伝えれている人たちが多くいるのではなだろうか。大野晋の本を読むだけで、勉強したくなる学生もいるはずなので、学力を論じなくてもいいような気がする。

2010/03/14

rigmarole

印象度B+。いわゆる学力低下論争の真っ只中(2001年)に出された本書では、当時の危機感が露わにされています。本書も、諏訪哲二も言っているように、「ゆとり教育」はその理念は良かったが、実施においては教育の量を減らすだけであった、というのが、2002年度施行の学習指導要領に対する、現在から見た評価の通説でしょう。私もこれに同調しています。

2012/08/11

たなか

最初の切り口は音楽教育からで少し驚いたが、なるほど確かにこの対談を入れたのは正解のような気がする。また、ゆとり教育の渦中で生まれた「個性を重んじる」という考え、ことばだけが先行していて具体的にならないまま今日に至っていることがよく分かる。あと、少しでいいから部活動のことについても触れて欲しかった。

2018/12/31

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