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ダルタニャンの生涯―史実の『三銃士』 (岩波新書)

ダルタニャンの生涯―史実の『三銃士』 (岩波新書)

ダルタニャンの生涯―史実の『三銃士』 (岩波新書)

作家
佐藤賢一
出版社
岩波書店
発売日
2002-02-20
ISBN
9784004307716
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ダルタニャンの生涯―史実の『三銃士』 (岩波新書) / 感想・レビュー

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S

A・デュマの名著『三銃士』の主人公ダルタニャン。歴史上実在した彼が、どんな人物だったのかを紐解く本書。『恋愛血風録』の内容とデュマの小説を絡め、ダルタニャン氏の人生を探っていく。言うまでもなく小説よりも実際の人物の物語はドラマティックであるとは言い難いが、彼の人生が波乱万丈に満ち、時代の荒波に揉まれていることには間違いない。ピレネー山脈の麓にあるガスコーニュという場所が、様々な戦いの渦中にあったことを鑑みれば猶更だ。余談だが、私は佐藤賢一氏の文章は、小説よりもこういったノンフィクションの方が好きだ。

2016/04/17

スー

驚きました、ダルタニヤン、アトス、ポルトス、アラミスが実在していたなんて。しかも全員ガスコーニュ出身、ガスコーニュはたびたびフランスの前線になり、山が多く貧しい為に屈強な男が多く優秀な軍人を多く輩出し、英仏百年戦争で活躍したグライー、ライール、サントライユもガスコーニュ出身。ダルタニヤンは忠実で人柄も良くルイ14世に信頼され田舎の貴族から近衛隊隊長に出世し伯爵になり、親族やガスコーニュ出身者の面倒を良くみたので部下からの信頼も厚く戦死した時は部下達が銃弾を掻い潜り遺体を収容した程でルイ王もその死を嘆き

2018/07/05

三銃士のダルタニャンは実在の人物で、尚且つ子孫が現在も存在しているらしい。小説に出てくる歴史上の人物は、実際の人物像とはかけ離れた描写がなされたりして、現実との差にショックを受けることもあるけれど、ダルタニャンに関してはそれほど大きな落差は感じなかった。所謂「ヒーロー」ではなかったけれど、職務に忠実なだけでなく、人情もわきまえた優秀な軍人だったようだ。役職を金で買ったりしていたそうだが、当時は公に認められていたことみたいだから、それはそれで人間臭くてありかなと思う(笑)。三銃士の後の物語も読みたくなった。

2014/05/10

Takayuki Oohashi

昔、ある架空のイギリスのような王国の第三王女の親衛隊の話を考えたことがあります。その王女の名前はアリアスといい、隊長の名前はゲラルドといいました。この本の史実のダルタニャンも銃士隊の隊長だったとありました。そして、ルイ十四世の直属の部隊だったそうです。財務長官フーケの逮捕と護送のシーンがこの本のクライマックスでした。デュマの「三銃士」は子供向けの物語でしか知らず、内容も忘れてしまったのですが、これを機に再び挑戦しようかと思いました。そして未完だったアリアス親衛隊の話もまた再度、考えてみようかと思いました。

2016/07/03

星落秋風五丈原

ダルタニャンも年を取ると 変にこだわってしなくてもいい喧嘩をしたり、手紙で言い付けたり するようになる。正義感あふれる、国王に忠誠を誓う ダルタニャンのイメージはぐらぐらと崩れてゆくようだ。 仕方がない。やはり現実の人間は物語の人間とは違うのだ。 そして現実世界も物語世界より煩雑で、まさに現実的なのだ。 それでもあるエピソードに目が止まる。 「出世と金と領地」そればかりが大事かと思っていたけれど、 そうでもなさそう。 もしかしたらこの事があって彼は「三銃士」のダルタニャンのモデル として選ばれたのでは?

2003/04/12

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