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安心のファシズム―支配されたがる人びと (岩波新書)

安心のファシズム―支配されたがる人びと (岩波新書)

安心のファシズム―支配されたがる人びと (岩波新書)

作家
斎藤貴男
出版社
岩波書店
発売日
2004-07-21
ISBN
9784004308973
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安心のファシズム―支配されたがる人びと (岩波新書) / 感想・レビュー

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黒猫

ファシズムとは何かを知りたかったが、あまり書かれていなくて残念でした。2000年代前半。監視カメラや教科書採択問題、国旗国歌法案、インターネットの普及、イラク戦争などのキーワードが並ぶ。ファシズムを語った本というよりは、何となく焦臭い感じの日本を語った社会論のようか気がする。出版から 15年経って読んでみたが、監視カメラもGPSももう当たり前になりすぎていて、これをファシズムとは言えないのだろうなあと思う。詰まる所、今の国際社会にとってファシズムとは何かという疑問が残った。

2018/05/15

おおにし

凶悪犯罪やテロのない安心な社会がほしいと、我々が安心を望むこと自体は間違ってはいない。しかし、安心な社会を望むことが監視社会の強化につながれば、我々のプライバシーの自由が損なわれることにならないだろうか。そしてそれがファシズムへの道につながっていく恐れはないか。この本を読んでフロムの「自由からの逃走」は必読書だと思った。

2017/09/17

はるわか

騙されつつ、しかし多くの人々は自らの置かれた立場にどこかで感づいている。積もり積もった不満や不安を、だからといって権力を有する元凶にぶつければ報復が怖い。より立場の弱い人々に八つ当たりし、あるいは差別の牙を剥いて、内心の安定を図るようになっていく。自由からの逃走。自動改札機と携帯電話。監視カメラの心理学。社会ダーウィニズムと服従の論理。

2018/11/25

kaizen@名古屋de朝活読書会

岩波新書愛好会】文科系評論のありがちな切貼作品。一つづつ確認していくと著者がよく勉強していることは分かる。新聞雑誌以外に書籍の引用紹介は数十冊に及ぶ。自由からの逃走,心のノート,バトルロワイヤル,永遠のファシズム,自己責任とは何か,声にだして読めないネット掲示板,全国のあいつぐ差別事件,戦争の甘い誘惑,プライバシークライシス,現代哲学事典講談社現代新書,社会学事典,ケータイを持ったサル,ハイデガーとハバーマスと携帯電話,crmマーケティング戦略,憲法学教室

2009/09/05

D

フロムの『自由からの逃走』,オーウェルの『1984』を根底に置きながら,携帯電話や自動改札,スイカなどの機械製品,インターネットを利用した管理社会が構築される危険性に警鐘を鳴らしている。読書メーターたフェイスブック,ツイッターなども悪用される危険性を認識しておく必要があると思う。

2013/04/29

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