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ネットと戦争: 9.11からのアメリカ文化 (岩波新書 新赤版 913)

ネットと戦争: 9.11からのアメリカ文化 (岩波新書 新赤版 913)

ネットと戦争: 9.11からのアメリカ文化 (岩波新書 新赤版 913)

作家
青山南
出版社
岩波書店
発売日
2004-10-20
ISBN
9784004309130
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ネットと戦争: 9.11からのアメリカ文化 (岩波新書 新赤版 913) / 感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

#感想歌 #短歌 9.11ネットの反応綴りつつ最後に詩人の詩の紹介か

2017/03/22

踊る猫

安楽椅子に座ってそこからすべてを類推する「アームチェア・ディテクティブ(安楽椅子探偵)」という有名なスタイルの名探偵が居るが、ここでの著者はそうした探偵の流儀を想起させる。現場に足を運ばず、ネットから垣間見たアメリカを率直に書き記す。だが、著者の観察眼と確かな知識に裏打ちされたそうした「観察」は並ならぬ強度を保っており、そうした高み(?)から俯瞰しえたアメリカがどれほど大きく9.11とイラク戦争で揺れたかをあぶり出すことに成功していると思う。文学者たちのナイーブさと真摯さがリアルで、どこか笑えて感動できる

2023/03/08

四四三屋

2001年9月11日というと個人的にも忘れられない記憶がある。どうしても出かけなければならない用事があったにもかかわらず、前日に東京に近づいていた大型台風が上陸し、交通機関がどうなるかと不安におもっていた日でした。そのため朝早く起きてTV台風情報を観ようとしたら、あの衝撃的なシーンが目に飛び込んできた。「まるで映画のよう」とはその後よく聞いた言葉でしたが、そんな陳腐な感想しか思い浮かびませんでした。残念なことに事件は映画ではなく、現実で、その後、急速に「戦争」が身近なものとなったような気がします。

2014/06/16

ハンギ

早稲田大学の英文科の先生がインターネットを渡り歩いて、アメリカのネットコンテンツを解説している。アメリカの詩や文化人向けの雑誌の解説などは面白かったです。一番最初にオーデンという反骨心あふれる詩人の詩が掲載されていて、9.11後のアメリカの戦争に向かった情勢は批判的に見ています。アメリカはけっこう図式化されて理解されている様に思うけど、(というか僕がそうだったけど)スーザン・ソンタグやほかの愉快な人達がいるみたいです。一億ドルが詩の雑誌に寄付されたり、ほかにも鼻柱が強そうな人がけっこういました。

2012/02/21

おらひらお

2004年初版。タイトル買いしたのですが、想定していた内容とだいぶ異なっていました。が、9.11以後のネットを通じてみたアメリカの様子が垣間見れたような・・・。もう少しアメリカ文学に詳しければ面白かったのかな。

2011/10/31

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