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演出家の仕事 (岩波新書 新赤版 1105)

演出家の仕事 (岩波新書 新赤版 1105)

演出家の仕事 (岩波新書 新赤版 1105)

作家
栗山民也
出版社
岩波書店
発売日
2007-11-20
ISBN
9784004311058
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演出家の仕事 (岩波新書 新赤版 1105) / 感想・レビュー

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りえこ

何度も読んでいるけど久しぶりに読んだら又大事な事がたくさん書かれていて、また今後も何度も読まなきゃと思いました。ものすごくわかりやすく、演出家の仕事について書かれている。素晴らしい。こういう本がたくさん欲しい。私は芝居もやっているし、ミュージカルの学校で働いているので、新国立劇場の演劇教育にとても興味があります。カリキュラムにも触れていたので、とても参考になりました。

2012/03/30

壱萬弐仟縁

日本人のへそ というスケッチは面白い(1頁)。聞く力は、心の動きを聞くことが大事なのです(9頁)。心の動き、心の声。感性が弱いと聞かれない。聞く力が乏しい経営者は演出力がないので、経営は左前だろうな。戯曲のせりふの想像力(22頁)は、聴衆の力量が試される。僕も去年はシナリオライトで想像というか妄想を楽しんでいた。想像力が貴重なのは、突飛なことを言うことになったりして、創造を生むからだろう。記憶量と想起力を問われる学校、試験だが、それだけでは能力の一面しか見ていないのではないか。劇場という創造の場の魅力。

2013/08/13

あなた

チェーホフ劇の魅力は、「差異の強度」だ。ことばを連ねれば連ねるほど、加速して差異の強度が増していく。おそろしことには「いま・すぐそこに」いた自分と「もう・すぐそこに」きている自分との差異の振り幅のなんと大きいことか。異相=位相の容赦ない襞のなかでそれでも「生きていかなければ」という差異のプリズムをはらんだ「一貫性」を魔術的にとなえるときに、チェーホフのなした「民主化」をわたしたちは知ることとなるだろう

2009/08/25

トーマ

図書館本。 冒頭に書かれた「聞く力」は、演出に限らずさまざまな表現者にとって応用できることだと思った。栗山さんの経験から語られることには説得力があり、俳優志望や演出家志望以外の人が読んでも為になる本です。タイトルは「演出家の仕事」と書かれていますが、内容は栗山民也という演出家が出来上がる物語のようでした。栗山さんのエピソードから何を学ぶかは、読者にとっての「聞く力」を試されている気がする。読み終わってみると、色んな所に出かけて色んな経験をしたいと感じる。ネットで見たり知ったりした気になってはいけない。

2017/02/10

あふもん

何事にも「誠意」を持って行動、対応している人なんだろうな。

2012/04/29

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