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作家的覚書 (岩波新書)

作家的覚書 (岩波新書)

作家的覚書 (岩波新書)

作家
高村薫
出版社
岩波書店
発売日
2017-04-21
ISBN
9784004316565
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作家的覚書 (岩波新書) / 感想・レビュー

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starbro

高村薫は、新作中心に読んでいる作家です。タイトルから著作もしくは作家に関するエッセイかなと思って読み始めましたが、内容は想定外の硬派な時評でした。著者の考えは、私の主張に近いので共感しました。将来的に櫻井よしこの対抗馬になったりして・・・

2017/06/10

竹園和明

世の矛盾を指摘する点において高村薫を凌ぐ作家はいない。その氏がここ3年の中で各紙(誌)に投稿したコラム集。震災関連、原発政策、安保関連法案などに対し、政府の矛盾や暴挙の数々を論理的に指摘しており“冷静なんだけど熱い”氏の本領発揮といったところ。その切れ味はさすがと言う他はない。「政治家がそれらしい言葉を垂れ流すジェスチャーに、大衆が慣れてしまった現代は本来の政治が存在しない時代。それは即ちこの国が危機に直面した時、事態に真に向き合う者の不在を意味する」。今の日本のおかしな点を、高村薫は的確にとらえている。

2017/07/09

浅香山三郎

高村薫さんの時評シリーズの最新刊(2014~2016年)。相変わらず、高村さんの語り口は鋭く、重く、暗い。それは時評の対象となる事柄が、日本の将来にとつて良いことではないことばかりだからだが、巻を重ねる毎に「悲観的過ぎる」と感じることが少なくなつてきた。安易に絶望せず、「私たちはいま、どういう時代に生きているのか」といふ問ひをもち、それを言葉にし、かたちにすることで、発言し続けることの大事さを説く。高村薫さんの時評と、小林信彦さんの『週刊文春』のコラムが、目下、私にとつて確り読んでおきたい指針である。

2017/05/07

reading

原発、沖縄問題が特に印象に残った。これらの問題については、国民一人一人が真剣に学び、責任を持つことが重要だと思う。それにしても、政府、政治家の不作為、無能さには怒りを通り越してあきれるばかりだ。

2017/06/04

ひかりパパ

2014年から2016年まで「図書」等に連載された時評論集。一番印象に残っているのが「異化する沖縄」という講演録である。米兵による婦女暴行事件や米軍機墜落事故といった出来事への表だった怒りの下にあるのは大きな負の感情があると。その負の感情の向かう先はアメリカではなく日本だと。悪いのはアメリカというよりそういう状況を沖縄に押し付けている日本だという構図。沖縄の人たち抱く「憎い日本」という意識の根本は先の沖縄の地上戦での体験だと著者は言う。「憎い日本」という言葉の持つ意味がとても重い。

2017/09/14

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